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原作者×音響監督×社長。オーディオブック制作の裏側を語り尽くした夜~audiobook CLUB vol.2~

雨が降る中、集ったオーディオブック仲間

6月24日、「オーディオブック制作の裏側」にフォーカスした「audiobook CLUB Meet UP vol.2」をブルーボトルコーヒー三軒茶屋カフェで開催しました!

週末から続く気まぐれな空模様はこの日も相変わらずで、当日は昼間から雨が降ったりやんだりという生憎のコンディション。ですがそんな中でも、会場にはおよそ20人のオーディオブックloverが駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

今回登壇したのは、小説『スマホを落としただけなのに』の原作者・志駕晃先生、オトバンク代表取締役社長の久保田裕也、プロデューサー・ディレクター・音響監督の伊藤まさとしの3名。

オーディオブックとは?というところから始まり、配信に至るまでの制作についてや、『スマホを落としただけなのに』オーディオブックの制作裏側、さらに元ディレクターで現在はニッポン放送プロジェクトの常務取締役を務められている志駕先生から見たオーディオブックについてまで、多種多様な話題をお話いたしました。

恐怖と驚きが交錯する『スマホ落とし』AB制作の裏側

中でも皆さんが熱心に耳を傾けていたのは、『スマホを落としただけなのに』の制作についての話でしょうか。重要なある役どころを中心に進んだキャスティング、配信日という締め切りに向けてぎりぎりのスケジュールでありながら原作を音で表現するためにこだわって作品を作っていった制作当時のお話。

「書く側の想定を超えるようなこともあった」と志駕先生にもおっしゃっていただいたオーディオブック化へのこだわりを、時に笑いも交えながら、熱く語りました。

志駕先生が考えるオーディオブックの魅力

志駕先生が考えるオーディオブックの一番の長所は、「途中で止められる」こと。ラジオドラマは途中で止めずに基本的にはリアルタイムでそのまま聴くことを前提に作られています。しかし、オーディオブックは途中で止めていいメディア。それはいわば”映画館で観る映画”と”家でDVDで見る映画”の違いにも似ています。同じ音声コンテンツであっても、利用シーンや楽しみ方が違うことを改めて実感しました。

本ともラジオとも違う独自性をもったオーディオブックという新しいメディア。かつてラジオドラマの制作にも携わっていた志駕先生から、ラジオとオーディオブックをクロスさせて伺ったお話は運営側としても聞いていてとても興味深いものでした。

イベント中紹介されたオーディオブック

最後に、イベント内で紹介されたいくつかのオーディオブックを紹介します。

▼今回のイベントでのメイン作品!
冒頭で登場する「もしもし」箇所のこだわりなどなど、ぜひ耳で体感してみてください。

『スマホを落としただけなのに』

▼音響監督伊藤、思い出の一作
豪華な声優のみなさまに出演いただき、ドラマ形式でつくったほぼ初めてに近い作品。また、音楽をオリジナルで作るなどもチャレンジ。小説作品をオーディオブック化するにあたり基礎となっている作品。

『ハッピーバースデー』

今回のミートアップも、集まっていただいた皆さんやブルーボトルコーヒーさんのご協力もあり、盛況の中で終えることができました。参加くださった皆さん誠にありがとうございました!!

参加くださった皆さま、また今回は来られなかった方々もぜひ、「もっとこうしてほしい」、「こんなイベントがあったら行ってみたい」という要望がありましたら気兼ねなくお寄せください!

貴重なご意見を基に、我々もより多くの方に楽しんでいただけるようなイベント運営を目指してまいります。

ひとまず次回、audiobook CLUB Meet UP vol.3は、7月11日(木)に開催予定。オーディオブックの使い方を皆さんでシェアしていただこうというイベントです。ぜひお誘いあわせの上、お越しください。



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