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自分の身は自分で守る。

単刀直入に、

先日詐欺に遭った。事細かくは話さないが、9月からの新居探し中に起こったことだった。冷静に今振り返ってみれちょこちょこ話がおかしい。でも今度の職場からのアクセス良さと家の周りの利便性に惹かれてまあ大丈夫だろうと思っていた。実際そういった立派なビジネスもあるから。

この取引が詐欺って事に気づいたのは自分でもなく、私が毎回メールがオーナーから送られてくる度に見せていたアメリカ人の友達でもなく、ドラッグストアで働いているお姉さん。私は会社に14万円くらいを先払いしなければいけなかった(その後鍵が送られてきて、私が気に入ればお金がオーナーにくられる)一週間前に先にスーパーのカスタマーサービスで7万円だけ送った。そして残りの7万円をまた違うドラッグストアの機械で支払おうとしたときに、画面に出てくる情報が沢山でどれかわからなかったから、ストアのスタッフに事情を説明した。そうしたら、あなたこれ詐欺っぽいよ、もっとリサーチしたほうがいいと。店側は客がどんなにお願いしても詐欺と感じたら断る権利があるそう。なので断られた。

家に帰って、ずっと見てもらってた友達に出来事を話した。詐欺かどうか確かめるためにメールに添付されていたオーナーの電話番号をウェブ検索にかけてみた。

するとほんの一秒で、これが詐欺だとわかった。this is a scam!! warning!!と。何人もの人が被害に遭っている。ああ、恐ろしい。でもこの時点で私が最初にお金を送った会社は安全だと確信していた。なぜならアメリカに実在するから。だから、私は送られてくる会社のEmail addressをチェックしていなかった。だけど、その友達に言われてよくよくみてみると、@の後ろはeuropeになっている。またそのメールアドレスを検索にかけてみる。

また一秒程度で詐欺だとわかる。ということはもうお金は戻ってこないかも。お金を取り返すべく最初に7万円払ったスーパーの別店舗にレシートを持っていった。事情を説明するとスタッフが私の目をじっと見る。私が嘘をついているかもしれないから。だけど私の今にも泣きそうな顔を見て、信じてくれた。レジから700ドルを出してきて私と一緒に数える。詐欺は多発してるからね、気をつけるのよ!あなたはラッキー!といってくれた。涙が止まらなかった。本当に良かった。まさか自分が詐欺に遭うなんて思ってもみなかった。後日、支払いを断ってくれたドラッグストアに寄ってみるとお姉さんの姿が。とっても喜んでくれた。2回ハグもした。

アメリカに来て1年4ヶ月。というか生まれてから今までこういう危険な目には遭ったことがなかったと思う。それはいつも誰かが私を守ってくれていたから。アメリカに来て、まだ学生のうちは常に誰かに相談できる環境があって、寮に住んでいるし守られている。だけどこうやって自分でいろいろと決めていく時期が来て、失敗を繰り返して細心の注意を払わないといけないんだなって学んだ。

お金は取り返せたから被害額はゼロだけどやっぱりまだ心の中はモヤモヤ。



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