家計簿をつけて部屋を整理したら「欲しいもの」が明確になった。
家にいるのになぜか疲弊していた
お金も時間もあるはずなのに、なぜかずっと疲れていた。
コロナの影響で2年余り、寝ても覚めてもおうちで過ごす「ステイホーム」の時間を楽しんでいたつもりだった。
でも「家にいるからこそ!自己研鑽も趣味も充実させなきゃ!」と意気込み、ネットショッピングやオンラインでできる習い事に没頭し、その結果、時間とお金をかけすぎていたように思う。
家にいるのに時間に追われ、習い事のお金が足りずに社内預金を下ろし、ネットで買った本や雑貨が部屋に溢れていた。
部屋もごちゃごちゃしていて、ベットの上しか落ち着けないので、布団の中で永遠にスマホを見てドライアイがひどくなってしまった・・
気付いたら家にいるのに疲れているという状態になってしまい、「これはいかん!!生活を立て直さなければ!」と思うようになった。
そんなときに出会ったのが、この本。
タイトルからすると「節約本」と思ってしまうが、そういったのが趣旨ではない。
読んで見ると、インスタグラムやYouTubeで暮らしを発している女性たちが、「限られたお金と空間」で自分が精神的にも物理的にも豊かに暮らすにはどういう考え方をしているのかを紹介する本だった。
私は女性のライフスタイル本を読むのが好きなので、あっという間に読んでしまった。
本では様々な働き方の女性たちがインタビューを受けていて、雇用形態も給料も価値観もバラバラだが、基本的にはいわゆる「高級取り」の方々ではない。そんな中でも、「自分にとって心地よいお金の使い方」をする事で豊かな生活を送っている様子が綴られていて、とても心惹かれた。
この本に登場する女性たちに共通しているのが、「家計簿をつけている」こと。
家計簿をつけることで自分が生きていくのに必要なお金を把握し、また不要なものを買わないようにする事で、安心して働き、心地よい空間を作っているのだ。
この本を読んでから、私もお金と時間と部屋の中を整理したいと思い、早速家計簿をつけることにした。
i Phoneのメモ帳で日々の支出を記録
家計簿をつける際に、紙に記録をするのはめんどくさいし、かといってアプリの使い方を覚えるのもめんどくさい・・
そう思って、手軽にメモができるi Phoneに最初から入っているメモ帳を家計簿として使うことにした。
こんな感じでベタ打ち。日ごとの記録はこのメモ帳で管理して、週末にGoogleスプレッドシートに項目を打ち込む。
スプレッドシートは最初にフォーマットを作ってしまえば、あとは入力をするだけなので、ズボラさんでも続けやすい。
家計簿の付け方は紙の手帳でも、アプリでも、i Phoneのメモ帳でも、なんでも良いと思う。自分にとって一番ラクな方法を選ぶことが、継続の秘訣である。
家計簿をつけていると、収入に比べて固定費が以上に高いことがわかった。
私の固定費は以下の通り
・オンラインのWEBデザイナースクール(SHElikes)代:10,780円
・オンラインのデッサンスクール代:8400円
・ファッションイラストレーションのスクール代:6400円
・歯科矯正(ローンと通院):15,000円
・Adobe(Photoshopやillustratorなど):3238円
・韓国語レッスン費:11,000円
・家に入れる生活費(実家暮らしなので):30,000円
・積立NISA:33,333円
・ブログのサーバー代:330円
合計:10,7421円
え・・まさかの10万越え・・?
大して稼いでもいないのに、固定費10万越えなんて・・これは早急に見直ししなければいけない。生活費・歯科矯正代・積立NISAは必須の支出なので、習い事費を見直すことにした。
自分の「好き」の中から取捨選択
今まで、「コロナ渦で時間に余裕があるうちに、趣味のイラストやデザインを極めて副業にしたい」と思って絵画スクール×2、WEBデザインスクールに通っていた。(ついでにAdobeも契約)
また、コロナ渦で沼落ちした韓国ドラマの影響で、韓国語を習い始めた。
習い事だけで4万弱は流石に払いすぎな気がする・・
ここで初めて「優先順位」をつけることにした。
趣味は多い方が良いけれど、あれもこれも手を出しているとどれも極めることができなくて、全体的な満足度が下がってしまう気がする。
自分にとって一番楽しい時間はどの習い事をやっている時なのか、これから趣味を何に繋げていきたいのか考えることにした。
今を楽しむことに集中して、先のことは見ないフリをしていたけど、私は何をやりたいんだろう・・?
私の人生の夢は「海外に絵を描きながら暮らすこと。」である。(初めて明確に言葉にしたな・・)そして、できれば絵で生計を立てられたらな・・とも思っている。
この人生の夢を叶えるためには絵のスキルと、貯金が必要だ。この夢を軸にして、今の自分から「好き」を取捨選択しようと思う。
まずはWEBデザインスクール(SHElikes)について。
SHElikesにはコロナ渦で味わった仕事における「虚無感」から救ってくれた、大切な存在。
自分もデザイナーになれるかもしれないと夢を与えてくれて、まだお金には結びついていないけれども、基礎的なデザインスキルを身につけることができた。
またコミュニティ自体の雰囲気も大好き。私はSHElikesでの学びについて、Twitter発信をしており、もはやライフワークになっている。
しかしながらここのところ、動画学習ができていなくてサービスを使い倒しているとは言い難い。また、「本当にWEBデザインが好きか」と言われると、ちょっと考えてします。私は自分の好きなデザインを作るのは大好きだが、クライントワークをするのは向いてないなと最近気がついた。(めんどくさい気持ちが勝ってしまうので)
いきなり辞めるのは惜しいので、12月から「休会」することにした。(一回やめてしまうと再度入会金を払わなくてはいけないので、本当に辞めるかどうかは慎重に判断したい)
ついでにAdobeも解約することにした。Adobe、高くてもいいから買い切りにして欲しい・・。
続いて、デッサンとファッションイラストのスクールについて。絵を描くのが一番の趣味であるのと、将来に向けてもっと上手くなりたいと思っているので、どっちか一つは続けたい。
悩みに悩んだが、デッサンスクールを継続することにした。絵の基礎はデッサンなので、もっと上手くなるには基礎的なデッサンの練習が欠かせない。ファッションイラストのスクールは、好きな絵をそれぞれで描いて楽しむ、というスタンスなので技術の向上はあまり望めないと思ったので、ひとまず休会することにした。
↑デッサンスクールで描いたルノワールの模写
最後に韓国語のレッスン。こちらは続けることにした。一人で勉強を続けてもネイティブの方とお話できないと楽しくないし、実は来年コロナが落ち着いていたら韓国にワーホリに行きたいと思っているので、将来につながると思って継続することにした。
これで20,928円浮くことになる。
そして今まで時間に追われていた休日にも「余白」ができる。しばらくはデッサンと韓国語に集中しようと思う。
メルカリで使わなくなったものを売る
家計簿をつけて、「好き」の取捨選択をしたら、唐突に部屋を片付けたくなった。今の自分に不要なものを抱えている状態がなぜか居心地が悪いものに感じて・・断捨離を決行した。
今まで部屋の片付けをする際には、いらないものは容赦無くゴミ袋に放り投げていたが、今回はメルカリで使わなくなったものを売ることにした。
メルカリなんて、ブランド品や人気商品しか売れないでしょ、と思っていたのだが、それは大間違い!
読まなくなった本、旅行のために買ったけど家では使わなくなったケトル、テニスラケット、ゲームの録画機・・
出品したものは9割売れて、売り上げ総額は15,910円にもなった。
メルカリに出品せずにいらないものを全部捨てていたら、15,910円を捨てていたことになる。
何より欲しい人のもとに届き、役に立てるのはとても嬉しい。良いサービスがある時代に生まれたものだ、と感慨深くなった。
部屋が随分きれいになると、部屋の中の「通り」が良くなった気がして、気分もすごくすっきりした。気のせいかもしれないが、運気も上がった気がする。
自分で描いたお気に入りの絵や、昔撮った写真を飾って、自分好みのお部屋に変身した。
机の上もきれいになって、突然文章が書きたくなってこのnoteを書いている。
自分が「最も好きなこと」を再確認
部屋がすっきりして、お気に入りの物が目につきやすくなって、改めて私は自分が好きなものに気がついた。
自分の描いた絵を飾ることで「やっぱり絵を描くのが好きだなあ。海外に暮らして絵を描く生活がしたいな」と毎日思うようになったし、めちゃくちゃ好きな韓国の俳優さんの雑誌をインテリアにしてから、「韓国語話せるようになりたい・・勉強がんばろ!!」と思ったり笑
(↑最近ハマっている、オイルパステルで描いた絵を飾ってみた♡)
(↑かっこいいよね、パクソジュン..絶対またいつか日本でファンミーティングやってほしい!ちなみに一番左右の絵はモロッコ旅行の思い出を描きました)
部屋がモノで溢れていて、習い事も渋滞していた頃は、本当に何がしたいのかわからず、ただ不安でいろいろなことに手をつけていた気がする。
全部自分が好きだから買ったり、興味があって始めた習い事なので、一旦全部トライして気が済んだので、全く後悔はしてない。むしろ充実した時間を過ごしていたんだな〜と振り返って思う。
コロナ渦のステイホームで手当たり次第に欲しいものをネットで買い、やりたい習い事に挑戦してきた。しかしこれからは少しずつ自分を整理していこうと思う。必要なモノを大切にして、目標に向かってやることをしぼっていこう。
おわり
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