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「アンロック」

原題:Unlocked
監督:マイケル・アプテッド
制作国:イギリス
製作年・上映時間:2017年 98min
キャスト:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、ジョン・マルコビッチ、マイケル・ダグラス、トニ・コレット

 「ウインストン・チャーチル」を観たかったのだが時間帯が合わず、只映画の舞台がロンドンというだけで択ぶ。というのもこの週末からロンドンへ弾丸旅行へ行くために少し風景のおさらいをしながら楽しみたかった。

 予告も観ず、事前情報は映画館サイトの簡易紹介のみで寧ろ救われた。上記の写真キャステイングが全て、ある意味恵まれた贅沢なお膳立てである。

 このポスターとなると、「詐欺」に近くなる。オーランド・ブルームがこれだけの為に出演したの?と驚く。邦画でよくある「友情出演」なのかと訊ねたくなるような脇役だ。
 心に傷負い一線から退いたCIA取調官の復職に伴うバイオテロ阻止サスペンスとあるが、おそらく映画を毎週1,2本鑑賞する人にはキャステイングで大凡話の展開が見え過ぎるほど捻りがない。確かに裏切りの場面が続くがアリス上司エリックが序盤早々に陥る悲劇もあまりに序盤過ぎて素直には受け取れない。
 尋問官とあるがそのシーンは冒頭のみで見せ場ではない。これで「完落ち」云々過去を持ち出されても釣り合いが取れない。CIA職員にしては脇が甘すぎてプロに見えないところが作品を軽くしたのかもしれない。
 長編TVドラマを見ているようで敢えて映画館で観る必要はあるのか、判断は分かれそう。

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