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星に願いを ●D×S○4回戦

私が寺島成輝のこと初めて書いたのは、自身の写真で遊んだ「開幕カウントダウン」が最初だった。

なるきのことは、気になっていた。いつかその気持ちを文字にしたかった。でも正直、こんな機会でもなければ、“なるきを書く”というきっかけがなかったかも知れない。

待ちに待った2020年NPBプロ野球。開けてみれば、その“なるきを書く”きっかけだらけのシーズンとなっている。私は何度も「なるきなるき」と書きしたためた。

6月23日。この日は、まけじあいだった。それでも、寺島の思い切りのいいピッチングに私ははしゃいで、なるきの回跨ぎの奮闘を書き綴った。
そんなとき、ツイッター上で同じ試合を見たあるつぶやきを見つける。菊池選手ことライター・菊地高弘さんの、寺島成輝評だ。

ヤクルトの寺島成輝投手が、ようやく3年かけて感覚をアップデートしつつあるようだ。2年前のキャンプで愕然とした、あの悲しい姿はもうない。本来なら有機的に投球を組み立ててゲームメークできるタイプだけに、そろそろ先発投手として活躍する姿を見たい。

この記事の引用元のつぶやきは、ぞっとする内容だった。今でも背筋が凍る。

ヤクルトの紅白戦、2年目左腕の寺島成輝投手がおかしい。もしこの球をアマチュア投手が投げていたら、ドラフトで指名されないレベル。2回に6点を取られ、このままでは終わらないと判断されたのか、首脳陣によりイニング強制終了。ストレートの感覚を見失っているのか、時間をかけてつかんでほしい。
午後0:09 · 2018年2月9日

2年前の苦しんでいるなるきの様子が分かる。私が「なるきの元気がない」なんてのんきな心配をしている間、見る人が見れば投球の異変に気づくほど、寺島のピッチングが崩れていたのだった。

いつどこで、何があったのか。真相を知るのは、5年後くらいでいい。今は、このピッチングの時間を楽しんでほしいと、星に願いを、託す。

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文字起こししようと思ったヒーローインタビューの録画は、延長戦の余波で延びた中継に追いつかず、試合終了直前で切れていた。なんだよ!まったくもう。
早速明日7時からの再放送を、時間指定の延長で録画予約した。明日の夜には文字にできる。再生・一時停止を繰り返し、涙をぬぐいながらキーボードを叩く自分の姿が目に浮かぶ。楽しそうだな、ヤクルトおばさん。

寺島成輝投手 プロ初勝利おめでとうございます。

R2.7.7 tue. 七夕すわほー
D 1-2 S
ナゴヤドーム

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