山田哲人にこんな日が来るなんて 神宮 with コロナ

山田哲人、コロナで離脱。

このニュースがあった7月9日土曜日。私は、神宮球場に隣接する国立競技場で開催された、ラグビー日本代表対フランス代表の試合を観戦していた。

2020年2月29日土曜日。前年秋のラグビーワールドカップ日本大会で盛り上がったラグビーをぜひ生観戦したいと、初めて秩父宮ラグビー場のリーグ戦のチケットを取った。
しかし、コロナウイルス蔓延防止の煽りを受け、さらに、リーグ参戦チームに所属する外国人選手の違法薬物による検挙が重なり、試合は中止となってしまった。

2022年1月8日土曜日。初めてのラグビー観戦を千葉・柏の葉運動競技場で果たした私は、その迫力に圧倒され、「もっともっと、ラグビー選手を撮りたい!」と、この週末の代表戦チケットを取得したのだった。

撮りたい? 私はカメラ(バズーカ)女子なんですよ。

もっとも、チケットを取ったのは、私の友人。小学校からの付き合いで、同じちなヤク。ラグビー抽選に申し込み、見事に引き当てた。
もう1人、サッカーファンの友人と3人で、しょっちゅうスポーツ観戦している。

初めての新国立競技場は、広々として、しかし全体をストレスなく見渡せる、居心地の良い競技場だった。椅子も、狭いながらも神宮の比ではなく、座りやすい。って、神宮と比べたらまずいか。

そして、ラグビーが終わったらすぐ、その、神宮へ。ダブルヘッダーの予定だった。

後半戦が始まり、私はバッグを落としてしまった。
中身がこぼれなくてよかった。そう言いながら拾い上げたバッグからのぞいたスマホの画面に、ヤクルトからの通知が入っている。

なんだろう。

開いたところが、このニュースだった。

山田哲人は、前日7月8日金曜日の阪神戦に出場していなかった。
阪神の先発・青柳晃洋対策で左バッターを並べた布陣で臨むため、山田哲人と塩見泰隆をスタメンから外したが、結果は0-8と大敗してしまった。
山田と塩見を休ませる意向もあっただろうが、青柳のうなぎボールはそう簡単に打てなかった。

今日は出るかな。また休ませるかな。
いや、それどころではなくなってしまった。

これまで、ヤクルトがコロナの離脱者を抱えたのは、2021年3月31日だ。
このときの離脱者は、6人。山田哲人は濃厚接触者疑いで一時自主隔離したものの、濃厚接触者に当たらないことが判明し、4月1日にはチームに戻った。

しかし今回は、山田哲人が有症状で離脱している。とうとう、新型コロナウイルスに感染してしまった。

今回は、昨シーズンの倍以上の14人が離脱してしまった。しかも監督・コーチを含む大量離脱。
うち有症状は、山田哲人と濱田太貴の2人だ。

この日の朝には、ファームで調整中の川端慎吾が陽性と報じられたばかりだった。
前日の7月8日には、石山泰稚と丸山翔大が陽性判定を受けている。3人とも有症状で、ファームの試合は中止となった。

翌7月10日はさらに感染者が6人増えた。
7月11日現在、一軍登録は15人となっている。

今このとき、どれだけ苦しんでいるのだろうか。
食べられずに衰弱してはいないか。

どうしても「大丈夫だよ。#絶対大丈夫 !」の一言が出てこない。
今はただ、回復を祈る。

山田哲人に、こんな日が来るなんて。

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