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to be overjoyed!吉田大喜 ○S×DB●7回戦

「遅刻しても必ず神宮には行く」

平日は必ず遅刻だ。試合開始から見られないなんて、元を取れない。貧乏人のくせに贅沢なお金の使い方だ。でも自分で決めたことだから、どんなことがあっても守り切っている。

ただ、吉田大喜初勝利の試合だったのだ。駆け付けたときにはすでに降板していた先発・高橋奎二のピッチングを見ていない前日に比べたら、投げる姿を見られただけましかもしれない。でも、

後悔。

前半の猛攻で援護を受け、のびのび投げる吉田大喜を、たしかに神宮にいた自分が録画で確認している。情けない。
6回表の吉田大喜は、2失点を喫す。これまで0行進だったスコアボードを見つめ、恨めしい気持ちになる。私が着弾してからの失点。私か。この疫病神が。

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推しと決め、ボーナスをはたいて初めてプロコレユニフォームを買った、吉田大喜。
渡邉大樹と被るため、どう呼ぼうかと躊躇していたところで発見した「吉田大喜び=吉田ジョイ」というあだ名に救われ、ひとり「ジョイ」と呼んでいる。
とてもいいあだ名だと思った。せっかく野球選手になったのだ。思う存分、野球を追求し、楽しんでほしい。

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仕事である以上、辛い思いもするだろう。勝てない、打たれる、入らない。優しい神宮の、ヤジ。この日も「点もらってるんだから真っすぐ投げろよ!」という、観戦マナーを守れない酔っ払いの怒声がバックネット裏に響いていた。

プロの世界はどんな業界でも、苦しみは存在する。しかし、プロ野球選手の勝負に対する重圧と求められる社会的規範は、素人とは比べ物にならない。

野球が怖い。神宮に来たくない。そんな思いをしないように、支えになりたい。ファンができることは、ジョイがエンジョイできるよう応燕することだけだ。なんてことはない。すぐにできる。もう、してる。

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次の神宮登板は、21日金曜日か。ダメだ。早退できない。せめて、ジョイに2勝目を。できたら、私が着弾するまで、投げ続けてくれていると、なお。

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プロ初勝利おめでとう!じょいほー!

R2.8.7 fri.
S 8-2 DB
明治神宮野球場

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