Vol.36 怒りで悲惨な結末を迎えないために
皆さん、こんばんは!
今朝、日経新聞社会面の記事を読んでいると、『怒りの正体 学んで制御』の見出しが目に留まりました。あおり運転の記事が別枠で書かれていたので、昨今の常磐道殴打事件を受けて記事を掲載したのかもしれません。
件の記事は、アンガーマネジメントについて書かれており、講座を通して怒りのメカニズムや対処法を学び、怒りが引き金となるトラブルを未然に防ぎましょうという内容でした。
私も2年前にこの講座を受けた一人です。過去に、怒りに任せて暴力を振るう現場を度々目撃し対処に困ったことがあったので、怒りについて学ぶ必要性を感じ受講しました。
怒りというのは、職場・家庭・学校など人間関係が発生する場面では必ず付いて回る問題ですので、怒りに飲み込まれることなく、上手に立ち回れる技術を身につけることはとても重要だと思うのです。
そこで、怒りをコントロールする上で3つポイントがありますので、それぞれ簡単に紹介します。
1つは衝動のコントロールです。怒りを感じたらまずは6秒間やり過ごすことです。この6秒の間怒りを抑えることができれば、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます
2つは思考のコントロールです。「仕事はこうやるべき」など「〜べき」が自分と異なった場合に怒りの感情が生まれるので、自分の「〜べき」から許せる範囲を少しずつ広げて、怒らなくてもよい範囲を増やしていきます。
3つは行動のコントロールです。怒っている状況を「変えられる/変えられない」「重要/重要でない」の2つの軸を整理し、「変えられない/重要でない」ことを切り捨てていきます。
怒りの感情が込み上げそうになったら、上記の3つを参考にしてコントロールしてみてはどうでしょうか。きっと悲惨な結末を未然に防ぐことが出来るに違いありません。
日々是好日