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ファンが生まれる〜声のメディアの面白さと地方での挑戦〜

 最近音声での情報収集にハマっている。使っているのは主に「Voicy」というアプリで、キングコングの西野さんなど著名な方の最新の話が聞けて面白い。地方創生についてやおすすめ本紹介など興味のある情報を配信している有名ではない方の配信も聞いている。車移動が有意義な情報収集の場と化したのだ。

 元々ラジオを聴くのが好きで、大学受験時に聴き始めた「オードリーのオールナイトニッポン」は今も欠かさず毎週聞いている。声を聞くよさは、話に出てくる事を想像したり、筋書きがない雑談などにパーソナリティのより深いアイデンティティに触れることができることだ。私も先日浜松のFMラジオに呼んでいただいて話をしてきたが、ラジオ出演はテンションが上がる。浜松の時は私の大好きな「10年20年」というカラーボトルさんの曲をかけて頂きとても嬉しかった。

 そして、声のメディアは現在急速に伸びている市場でもある。Voicyhは、150万人を超えるユーザー(前年の2倍)がいて月に900万円稼ぐパーソナリティもいるのだという。Spotifyのような海外メディアより規制の厳しい日本企業ということで工夫が強いられる中凄まじい成長を見せている。

 工夫の一つとしてパーソナリティは審査制で5%しか通過できないという狭き門なのだという。そして出演料は払わずあくまで自発的な発信を促している。そうすることでパーソナリティ自身のひととなりが顕著に現れて面白いのだと思う。

 実力をつけるには、移動時間等の日常の何気ない時間をいかに有意義なものにするかが重要だ。洗濯物を干したり皿を洗っている間に最新のトピックを仕入れられるのはありがたい。そして人にファンがつき、コミュニティが生まれる時代になってきている今、配信する側と受け取る側の間にも雲泥の差が生まれてくる。ローランドさんが講演で、講演家を疑い、ライバルだと思って聞かなければ意味がないと言っていた事を思い出す。

 だからこそ自分自身に価値をつけて、有意義なコンテンツを生み出すことで届ける側に回る原因作りをしている。淡路島というフィールドで面白い経験を沢山したし、今後もチャレンジを続けていく。自分自身が実験台となって地方での挑戦の面白さを広めていく。

 スペシャルな人間でなくても、その人の等身大の境遇や性格、生き方に共感し人を集められるようになってきている。声のメディアはそんな時代に会っているからこそ伸びているのだと思う。一人一人にファンが着くような組織を築いていきたい。

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