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隠された鶴と亀

別件で調べ物をしていた結果、ひょんなことから気づいてしまってとても気になったので、メモがてら書き残しておこうと思う。

横浜に、小机、という駅がある。
ここは、もともと小机城があったところだとされているのだが、
このお城の経緯も曖昧な感じでよくわからない。北条氏が絡んだのは、わりとあとになってからで、もともとはいつ頃築城されてどんなものだったのか、ということが結構謎なのだ。

小さい机、、あまり地名になりやすい名称ではないので、ずっと何かの当て字だろうな、なんか違和感があるなと思っていた。

だが、今日は、おそらくもとの意味はこれではないかということに気づいた。

別件で鶴について調べていたのだが、ふと、中国語で鶴ってなんというのかと引いたら、「机」という字がでてきてぎょっとした。

https://cjjc.weblio.jp/content/%E8%B5%B7%E9%87%8D%E6%9C%BA

詳しくみてみると、どうやら、鳥ではなく機械の方のクレーンを指すようだ。英語でもcraneには2つ意味がある。しかし、日本語で重機のクレーンのことを鶴とは言わない。。

https://cjjc.weblio.jp/content/%E8%B5%B7%E9%87%8D%E6%9C%BA

そう、この起重机、って、こづくえ の音に、あまり似ていないが、イメージとしては通底しているものを感じる。鶴がどうして机なんだろうか。


https://cjjc.weblio.jp/content/%E6%9C%BA

現代中国語では、机は機械という意味になるようだ。古来よりそういうエリアだったのか、この名付けをしたことでそうなったのか。実際、小机から新羽のあたりは、工業地帯としてとても栄えている。語源的にはまったく関係ないが、このあたりにほんとうに机を売っているIKEAもある。

これだけでは、小机が鶴ではないのか、というのがまだ怪しい。しかし、この小机城跡の北に流れる川は、驚くこともない「鶴見川」で、こっちには普通に鶴が用いられている。

そして、鶴といえば亀とセットだけれども、小机の南側のエリアには、亀の甲橋のところに、亀之甲山があったというブログをみつけた。

また、隣駅は「鴨居」だが、これも、もとは亀ではないのか?なぜ、鴨になったのだろうか。

新羽は、しんはねではなく「にっぱ」と読むが、これも音で調べてみると入浴剤で有名なクナイプ(Kの音はよく脱落し、読まないことが多い)と同じになり、knot  つまり、結び目=要所、みたいな感じになる。羽は関係ない。当て字だろう。実際、地図で検索すればわかるけど、高速と、川と、新幹線の駅があるわけで、ほんとうに結び目になっているね。

また、そのままnippaで調べると、スウェーデン語のsnibb で、布地の角という意味がある。
https://en.wiktionary.org/wiki/nippa


地図を見て欲しい。ほんとうに逆L字になっててあっけにとられてしまった。。布地の角っぽいよね。。


やっぱり、日本語の起源って怪しすぎるんだな。。多国籍すぎる。
とくにオチはないのだけど、メモしておきたかったので書きました。

Photo by Joshua J. Cotten on Unsplash

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