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経営日記2023年10月3日火曜日 哲学者・國分浩一郎先生

ヤンゴンから、おはようございます。2023年10月3日火曜日です。
今朝は夫と一緒に車で通勤しました。
今の気分はゆったりしています。
本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前 支払関係
   顧客月次訪問
午後 1PM会計ソフトMYOBのディストリビューター訪問
           2PM 株式会社アウェアフルの9月会計締め
   4PM    オンラインMTG
夜  夫と食事してから帰宅
   

参加している講義を紹介します。
哲学者の國分功一郎先生の「國分功一郎の哲学研究室」です。
https://akademeia.kodansha.co.jp/blogs/labo/top
講談社アカデメイアというプラットフォーム上に展開されているオンライン研究室で、わたしは会員(というより学徒)になっています。
國分先生は発信力の高い日本の哲学者で、尊敬してフォローしています。著作や出演されている動画、そしてこちらのアカデミアの講義など続々と拝見して行く中で、自分自身の人生の勉強になり先生の発信されるコンテンツの魅力にはまっていっています。
初学者の方におすすめなのが、東京都の小平市で発生した道路建設問題を扱い民主主義の欠陥を指摘した著作「来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題」です。
國分先生が話される問題の概要はこちら↓
https://www.huffingtonpost.jp/2013/05/05/story_n_3220626.html

私は今、民主主義の実現されていないミャンマーに住んでいて、そして民主主義であると言われている日本の出身という立場です。
ミャンマーに来ることによって「民主主義のない状態」というのはどういう状態なのかということがわかり、逆に「民主主義がある状態」や「民主的である状態」というのがどういうものなのかということが炙り出されたような感覚もあります。
こちらの著書を拝読すると民主主義というのは私の事前に思っていたものと様相の異なるものだということが勉強になりました。日本では民主主義があると思っていたのですが、一つ一つの重要な課題に対する決定の方法その結果が決して民主的とは言えない状態になることも多いです。
日本に在住の市民にとって、とても重要な課題が多くあると思います。
例えばこのまま原発を持ち続けるのかとか、夫婦別姓のことであったり、移民を受け入れるかとか・・国民全体がアイディア・議題を持つようなイシューというのは挙げればきりがない程多くありますが、それについて民主的に決定がなされているかというと決してそうではないと思います。なぜか。
政治的決定の多くは議会ではなく行政によってなされていて、行政に関わる人たち、意思決定をする人たちというのは決して私たちの選んだ人ではないということです。
したがって決定された内容というのも私たちが決めたものと言いがたいものになってしまっている・・・その一例がこの小平市の道路建設の問題であったということです。民主主義とは何か、民主的であるとはどういう状態なのかということを考えるのに良いきっかけになる著作です。
國分先生の講義はさまざまな分野に及び、先生の研究した哲学者についての著作論文も多くあります。私はまだ初心者で多く学んだわけではないですがこれから人生をかけて勉強をして行きたいと楽しみにしています。

それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。