(台湾報道)交通事故の後遺症のドライアイ、鍼灸で改善

元記事タイトル「車禍影響淚腺 中藥針灸改善她眼乾」

以下、和訳です。

交通事故により「右側頭骨(右顳骨)」「後頭骨(枕骨)」を骨折した影響で右耳後部の乳突部を通る顔面神経にダメージを負い、麻痺による涙腺の分泌障害、右目のドライアイや痛みなどを持つ24歳女性に対して、奇美グループ傘下の奇美病院の漢方医部門が、漢方薬と鍼灸による治療を3カ月継続し、ドライアイの改善が見られたという。この女性は、普段仕事でパソコンの画面を長時間見る必要があり、ドライアイがより深刻化していたという。

奇美病院からのコメント「目は、体積が小さいが、血管が多く、身体全体の問題が反映されやすい。たとえば『三高(高血圧、高血中脂肪、高血糖)』やアレルギー、自律神経失調症など、これらの症状はすべて、目の中の血液循環や代謝に影響し、目の不調の症状として表に現れる。漢方(中国医学)では『五臓六腑の精気、みな目に上注す』という考えがあり、目は臓腑のエッセンスが集まる部位で、人体12条の経脈すべてが、直接的または間接的に目とつながっていると考えているため、目の疾病に鍼灸と従来の薬剤を組み合わせた方針で治療を行った」

「ドライアイは臨床では、乾燥、だるさ、熱、異物感、かゆみ、充血、ひどい時には痛みや視野のぼやけ、光量調整能力の不調などに対処する。現代人はネットやスマホなどで長時間PCなどの画面を見るため、まばたきの回数が減り、ドライアイの問題が起こりやすくなっている」「ドライアイの治療については、西洋医学では症状の重さにより、人工涙液による保湿やステロイドなどの抗炎症薬剤を投与する」「目はよりよい血(精血)の潤いを受けると考える漢方(中国医学)からは、ドライアイがまねくストレスや焦りから来る『肝胆の火熱』や眼精疲労や老化による『肝腎陰血の不足』体質のどちらか、もしくは両方を持つ人が見られる。漢方薬により、陰血を養い熱を冷まし、精血を補うことを主目的に施術する」

奇美病院では10数人の患者が目に直接鍼を打つ治療を受けているという。奇美病院のコメントは「専門的な訓練を積んだ医師が行えば、危険性は極めて低い。出血の副作用が見られることがあるが、今は鋭くない鍼を使っているので、出血のリスクは3%以下だ」「出血があった患者も、適切な処置を経れば、目の周りのくまが1~2週間以内に消え、後遺症も残らない」「2日出血させたのちに温かいタオルで腫れが治まるのを助け、漢方薬で血の流れが悪い状態(瘀血、おけつ)を改善する」とのこと。

ニュースソースは以下のリンク先をご参照ください。

https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%95%E9%AA%A8

40過ぎて独身未婚の負け組です。時間しかないんで、その時間を使って作家を目指してます。まだ卵ですが、孵化したらサポートして下さる方をモチーフにした作品を書きたいです。