(台湾報道)ストレスによる耳鳴り、腹部への鍼療法で改善

元記事タイトル「壓力大耳鳴 治療新選擇腹針療法」

以下、和訳です。

長期にわたる仕事のストレスで、ある朝起きると右耳にセミが鳴いているような耳鳴りが止まらなくなった40代男性が、鍼灸の「腹針療法」により、耳鳴りの症状が改善し、ひと月後に完治したという。

同男性は耳鳴りの発症中も、聴力検査の結果は正常で、あらゆる方面の治療法を試したが、効果がなく、台中の病院の漢方医に助けを求めた。「腹針療法」による3回の鍼灸施術により、耳鳴りは半減し、治療開始からひと月ちょっと経った後に耳鳴りが消えたという。

腹針療法」とは、北京中医学進修学院の教授だった薄智雲氏が二十年の臨床経験からまとめ上げた治療法で、臓腑が人体の活動の根本で、経絡を臓腑(五臓六腑)につながる通路と考える中国医学の理論に基づいて、臓腑が最も多く集中している腹部のツボを利用して、最短かつ最速で臓腑機能を調整し、全身の疾病を治療するというもの。「神闕(しんけつ)」つまり臍(へそ)を中心としたツボの配置から、亀が這っているような形に見えるため、「神亀療法」と呼ばれることもあるという。

腹部には腹筋で構成される壁のような「腹壁」が存在し、腹壁には前腹壁と後腹壁が存在するが、腹針療法では前腹壁を刺激することに重点を置いている。前腹壁の構造は、皮膚、浅筋膜、深筋膜(筋肉層)、腹横筋膜、腹膜外脂肪、腹膜壁から成り立っている。腹針療法では施術を行う際の針の扱いについて、施術者自身の手技の感覚を重視している。手技には、鍼の柄の部分を親指と人差し指でつまみ、すばやく刺入する「撚鍼法(ねんしんほう)」や、刺入した鍼を回旋させる「回旋術(かいせんじゅつ)」、振動させる「振戦術(しんせんじゅつ)」、刺入中もしくは目的の深さまで刺入して鍼を上下に動かす「雀啄術(じゃくたくじゅつ)」など様々な技術が存在するが、腹針療法では、患者が針が刺されている感覚や恐怖感を持たないよう、針を刺した後は、ほとんど動かさないくらいの軽さで少しひねったり、上下させる程度のみで、鍼灸治療において、伝統的な施術以外の新たな選択肢としても有効だという。

ニュースソースは以下のリンク先をご参照ください。

https://tw.news.yahoo.com/%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E5%A3%93%E5%8A%9B%E5%A4%A7%E8%80%B3%E9%B3%B4%E5%A6%82%E8%9F%AC%E9%B3%B4-%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%96%B0%E9%81%B8%E6%93%87%E8%85%B9%E9%87%9D%E7%99%82%E6%B3%95-061359773.html

40過ぎて独身未婚の負け組です。時間しかないんで、その時間を使って作家を目指してます。まだ卵ですが、孵化したらサポートして下さる方をモチーフにした作品を書きたいです。