(大陸報道)鍼灸を新型コロナの治療に導入、専門家「思いもよらぬ効果」

元記事タイトル「針灸納新冠常規治療 大陸專家:效果意想不到」「张伯礼、刘保延谈针灸治疗纳入最新“新冠诊疗方案”」

内容を要約した翻訳でお伝えします。

中華人民共和国の国家衛生健康委員会が公式サイトを通じて、「新型コロナウイルス肺炎の診察及び治療方案(試行第九版)」を公布。この案では、新型コロナウイルス肺炎患者の従来治療に鍼灸を導入すると記されており、軽症、重症までの違うタイプの患者に対して、それぞれ違うツボを推奨している。例えば、軽症患者の治療には「合谷」、そこまで重くない「普通型」の患者には「孔最」をそれぞれ推奨している。

中国工程院の張伯礼氏、世界鍼灸連合会主席の劉保延教授らの専門家は「鍼灸治療により、実際の治療過程で思いもよらぬ効果が出ている」と発言。

張伯礼氏「中国医学は『扶正祛邪』を重視する。鍼灸は体のツボを刺激することで臓腑の経気の活発化や強化をはかり、侵入してきた悪い物を蹴散らし、駆除する。また臓腑自らの持つ保護能力を上昇させ、ウイルスが臓器を傷つけるのを軽減することもできる」「米国では軽症、普通型の患者に鍼灸治療を行い、比較的良い効果を得ていると聞いた」「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学者やロサンゼルス鍼灸学会の責任者と討論を重ね、散り散りの症例をまとめ、臨床研究を展開したい」

劉保延教授「軽症の場合、つまり『疫邪初入(※悪い物が初めて入った)』の状態なら、鍼を使用して悪い物を除去する」「普通型なら、肺などの臓器の機能への影響は明らかなはずなので、鍼を使用して臓器を保護し、損傷を軽減させる」「重症患者なら、すでに損傷が発生しているので、鍼灸治療により臓器の機能回復を補助する」「回復期には余毒を除去し、元気を回復させる」

統計によると、米国の診療治療は年間1000万回、英国は400万回を超え、世界183カ国の医師が鍼灸を臨床治療に利用しているという。さらに米国の中国医学協会では、中国医学の医師登録、資格証の発行の事務を行っており、州によっては、鍼灸に保険が適用されるという。

ニュースソースは以下をご参照ください。

https://udn.com/news/story/122650/6174349

http://www.stdaily.com/index/kejixinwen/202203/cf1c17cd47c04a9497c23db5839e7696.shtml

40過ぎて独身未婚の負け組です。時間しかないんで、その時間を使って作家を目指してます。まだ卵ですが、孵化したらサポートして下さる方をモチーフにした作品を書きたいです。