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ユニコーンからケンタウロスの時代へ?(162/365)

友人が、あるドキュメントをシェアしていました。プロフィール登録をすればダウンロードすることができます。

そこまでして読むこともないですが、要するに

スタートアップに対する投資基準は、

ユニコーンの時代から、

ケンタウロスの時代に

変わる。

という指摘です。

ユニコーンとは、

「ユニコーン企業とは、アメリカのベンチャーキャピタリストであるアイリーン・リー氏によって2013年に発案された概念です。具体的には、企業価値評価額が10億ドル以上、かつ創業してから10年以内で、未上場のベンチャー企業やスタートアップ企業のことを指します。」

要するに時価総額ベースの企業評価に基づくいわば称号ですね。ユニコーンって、どこかファンタジーで夢見がちなイメージがあります。

「ユニコーンに乗って」なんていう、ファンタジックなドラマまで登場する始末。乗らねーよ(笑)

一方、ケンタウロスというのは、「半人半獣」、いわば、もっと質実剛健なイメージでしょうか。

そのイメージにあやかって、これからのスタートアップは、経営の健全性と利益にフォーカスを当てた基準で評価すべき、つまり

ケンタウロスの時代だ、

というのが先のホワイトペーパーの内容のようです。

スタートアップの時価総額には将来価値への期待が含まれるのは当然で、そのリスクマネーの効用によって大きな事業が生み出されるケースがあるでしょう。

しかし、

時価総額の目的化

は常にひずみを生み出すと私は考えます。上場企業のCEOでさえ、時価総額を最優先目標に挙げることがありますが、これはナンセンスでしかありません。

かといって、スタートアップのバリュエーションを短期利益のみに求めるのも行き過ぎです。

「ユニコーン」協奏曲はたかだか10年の歴史です。

「俺はユニコーンになる!」

というような稚拙な目標ではなく、もっと地に足のついた目標を設定して欲しいですし、投資家も可能性と実態をバランスよく評価できる目を持ちたいものです。

というか、当たり前のことなんですけどね。

さよなら、ユニコーン

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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