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SmartHR社が保険事業に進出!!

クラウド労務管理ソフトを提供する「株式会社SmartHR」が保険関連事業を行う「株式会社 SmartHR Insurance」を設立。同社は、一般企業向けに「社会保険や社員の入社退社にかかる面倒な手続きから解放させたい」という志のあるソフトをサブスクリプションモデルで提供しています。その志が、スタートアップから大企業にまで認知され、今やSaaSのロールモデル的存在です。そんな同社が、誰もが面倒だと思ったことがある「保険」にチャレンジします。

同社は「保険領域における非合理の解消に挑戦する」と新たなチャレンジを前に意気込みを見せた。

引用:TechCrunch Japan 

ゼネフィッツ的な動きをしてくると予想。やっぱり凄い会社だなぁ

引用:津崎 桂一(SEIMEI株式会社 Founder&CEO)

津崎氏のコメントの通り、私も福利厚生系の商品を扱うのかなと想像しました。生命保険分野「総合福祉団体定期保険」、損害保険分野「GLTD(団体長期障害所得補償保険)」、第三分野「団体医療保険」かな。

損保会社に所属する私の経験では、「GLTD」の導入は死ぬほど面倒くさい事務作業があるので、SmartHR導入企業は面倒な事務作業をせず、これら福利厚生を充実させる保険商品に加入することができるかもしれません。

具体的には、①年令・性別・給料 別の従業員名簿の取り付け、②何十ページにも及ぶ覚書の取り交わしと従業員への周知、③災害補償規定を含む就業規則の見直し⇔社労士とのやりとり 等々。

また、福利厚生系の商品は既存の保険会社が「ストレスチェック」をサービスで付帯していますが、大半の保険会社が外注しており真にカスタマーサクセスを志しているとは言い難く、SmartHR Insuranceが「ストレスチェック」を内製化し、風穴を開けてくれることを勝手ながら期待しています。

別の観点でいくと、「労災上乗せ」商品の可能性も感じています。
商品の導入はシンプルなのですが、①原則、「政府労災の給付」をしないと保険金請求できない ②「災害補償規定」内で保険金を支払う ③保険金請求時、ケガした方の「確認書を取り付ける」
「」で囲った部分を同社のテクノロジーでハックできると考えるためです。

福利厚生系、労災上乗せ、はたまた全然違う商品であったとしても、個人的には物凄く楽しみです!!面倒で2重3重になりがちな作業から解放してくれる同社のテクノロジーが保険業界を良い意味で破壊してくれるかもしれません。

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