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アムステルダム 冬と雨

1ヶ月半くらい前に、初めてオランダに行った。毎日雨が降っていた。

もう数週間前のことなのであまり覚えてないけれど、久しぶりのヨーロッパはアジアの国々に行くよりも緊張感があった。

アジアは気楽でいい。だいたい非ネイティブ英語話者同士のコミュニケーションになるし、ご飯も美味しいし、時差もあまりない。物価も安い。

アムステルダムは、小さな町で、いたるところに運河が走っている。道は狭い。そして、雨と風が容赦ない。春になる前のアムステルダムは雨と風が強いのでオススメしない。オランダ在住の知人によると普段から雨が多いらしい。(ということはいつ行ってもだめじゃないか)

一日だけ自由な時間があったのでひたすら町を歩いた。風で傘が何度も裏返った。昼過ぎには風と雨はやみ少し歩きやすくなった。
町は静かだった。時折裏路地で大麻の香りを感じた。

アジアの国を歩いていると、なんとなくだけど、まとわりつく熱気のせいもあるのか、町に溶け込むような感じがする。絡め取られる感じ。ヨーロッパの町にはなかなか溶け込めない。自分の輪郭をより明確に認識する。その町から独立している感覚になる。アジアでは町は私の一部だけどヨーロッパでは町はわたしの背景になる。

日本にいても、すごくたくさん歩く。特に東京ではひたすら歩き続ける。
アスファルトの上も、土もレンガもタイルの上もたくさん歩いた。歩くと無心になれる。新しい土地も知っている場所も、歩きながら対話する。

#旅 #アムステルダム #雑記

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