Inside,outside music(NCT/TAEIL)
音楽を透明な球に例えるとしたら、練習の時私はその中にいる。
初めはシャボン玉のように脆いそれは、内側から触れるとすぐ割れてしまう。ふりだしに戻って音楽をまた球にして、その中で触れて確かめながら音楽をかたちづくる。
音楽が壮大すぎて、自分がちっぽけすぎて触れられない時はじたばたとその中でもがいている。だんだん触れられるように、音を手繰り寄せる。球はどんどん私自身を直径にするように近付いてくる。
外からの様子は見えない。私の出す音は他者によって、また自分の耳によって繰り返し繰り返