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オランダ語初心者

オンラインでオランダ語を学び始めて2か月目。
画面に映る笑顔の講師は、私より年下のオランダ人男性。
フランス語でオランダ語を解説してくださる。
動画なので、繰り返し見直すことができるし、途中でストップしても、
巻き戻しても、先生のご機嫌を損ねることもないので、
マイペースでレッスンが受けられる。

1回のレッスンが3分程度なのも嬉しく、疲れた日でも
(3分ぐらいなら…)
と画面に向かえる。
ヤル気があれば、どんどん進めるし、
一気に進み過ぎたと思えば、戻ってやり直せる。

レッスンの合間に、クイズのゲームがついているのも楽しい。
(学校の授業にも導入したらいいんじゃないかしら?)
と、いつも思う。

こうしてフランスに住みながら、毎日5分~1時間程度続けていて、ちょっとしたオランダ留学気分!
幕末に蘭学を学んだ日本人も、最初はワクワクしながら学んだことでしょうね!

オランダ語を学ぶのが楽しいのは、何と言っても、挨拶や数字を学ぶ超初級レベルだから。
「私は元気ではありません。」
という文章だって、元気よくリピート。

「おぉ〜、聴き取れる!」、「おぉ〜、読める!」
と、ほんのちょっとしたことで喜べるから、楽しくて仕方ない。

深刻な会話ではないから、とっても気楽!

フランス語会話を始めた時も、こんな感じで楽しかったなぁ〜。

今、フランス語が楽しみにくいのは、日常に降りかかってくる火の粉を払いのけるための戦う言語になってしまったから。

昨日だって、病院で健康保険の払い戻しに関する問い合わせ、高校とのやり取り、ドアの不具合について不動産会社に問い合わせ…。
どれも(フランス語って楽しい〜!)と思えるような内容じゃない…。

言語学習って、やっぱり最初が一番楽しい。
挨拶だけでご機嫌になれる。
日常生活でも、そうやって、笑顔の挨拶だけで物事が順調に進むのであればいいのになぁ〜って思う。

中級レベルになって、自分で文章を作れるようになるのも楽しい。
間違えて恥ずかしい思いをすることも増えるけれど、
「だって、しょうがないもん。」
と簡単に開き直れる。

それ以降は…、(はぁ〜。なんでこんなに出来ないんだろう…)の連続。
上級レベルは、ヒーヒー言いながら登山する日々。頂上は雲の上にあって隠れていて見えない。実際は頂上があるのかも分からない。

フランスで生まれ育った我が子達にはとっくの昔に追い越され、ゼーハーゼーハ―言いながら登っていく。
その年月がずっと続いている。そりゃあ疲れるはずだわ。

(フランス語が楽しい)と思えるのは、利害関係のない友人と、心から楽しい話をする時ぐらいかもしれない。

よし、その楽しみだけは失わないようにしよう。

友情を大切に、今日は溜まってきたメールや手紙に返信することにしよう。


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