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倉山満著『反日プロパガンダの近現代史』2014年刊 感想・ビビッときたフレーズ集 R6.1.3

 昨年末に倉山塾長よりアクティビスト必読の書、ということで強く?笑 おススメされた『反日プロパガンダの近現代史』を拝読しました。

感想

 いわゆる自称「保守」の方々を思い浮かべながら、その方たちへ願いをもってかかれた提言書、だと思いました。
 そして、自分はどうだろう? ”ネトウヨ”時代からの行動を振り返った時、その考え方はどうであったろう? そして、今後はどうする?と考えながら読み進めました。自分のやりたいことを正論と勘違いする、という点はドキッとしました。自分のやりたいことをやったときの、周りに及ぼす影響の想像力が必要ですね。
 一般庶民として外国勢力を意識する場面はありませんが、仕事上では同業者間対応、減税運動では議員へ接触する際に、あらためて自分の振舞い方を振り返り、参考になりました。丁寧な言葉遣い、ノータッチのタッチなど。
 驚いたのは「可視化」がプロパガンダ用語だということです。公金チューチュー事業をドンドン可視化して広めたい笑 イカキング、公金モニュメントはまさにプロパガンダにうってつけです。
 また、全編を通して国際法に関連した多くの事例がありました。プロパガンダで絡まれたら、反論しないと認めたとことになる、という欧米文化と”やられたら即、(紳士的に)やり返す” という 斎藤一人師匠の”成功者の法則” が被りました。そのとき、どっちが正しいか、で争わないことが、やり返しても戦いにならないコツだと思います。
 R2.4から、SNS上で渡瀬裕哉氏から学びつつ、減税運動がスタートしていた私ですが、知らず知らずにこの本に書かれていることも活動しながら学んでいたことにも気づきました。みなさまも是非、読んでみてください。
(現在は絶版となっております。図書館、中古などで入手してください)


 以下にビビっと来たフレーズと、自分の感想を忘備録として掲載します。
当ブログ読者の皆様にも参考になれば嬉しいです。

ビビッときたフレーズ集

自分のやりたいことを正論と勘違いする。p51

歴史認識で勝つのは大変なこと。P56
自分で流したプロパガンダに自分が信じ込んでしまう。P58 
 ベルばら愛読者だっただけに、身につまされますが笑
 ここまで辿り着きました。

中国のプロパガンダは、単純なことをとことんやり続ける手法
 しつこい、粘り強い、は余計なことを考えないという点で優れていると思います。

尖閣問題はノータッチのタッチ!p87 p182
 そういえば、尖閣に泳いで行ってしまった日本人を知っています。。。笑

引き分け=勝ち! がわかっていない日本人が多すぎる。p91
 
名誉より実利、という商人的意識があるかどうか、かな。

ご主人様というのは家来同士が仲が悪いことは決してイヤではない。p93

部分的な事実だけをみているとプロパガンダにはまる。 p100

友好、はそれ自体がプロパガンダ p102

選挙は投票日前までの仕込みがすべて p108
 ➡裕哉様も同様のことを市長選ゲームで仰っていた。

信長は誰よりも負けて、誰よりも勝っている。p139
 ➡斎藤一人さんも同じことを。信長は逃げ足が速い、も。

国際法が武器。p164
 
国際法の考え方無くしてプロパガンダは語れない!

外交官は公認のスパイ。p174

プロパガンダの粘着に一斉反論しないのはマズイ。p209
 ➡反論しないと認めたことになる、という欧米文化。
  正しい、で争うとケンカになるが、言うべきことは言うのは必要かな。

スパイを見抜くには、その人間の過去の言動をすべて押さえること。p217

総理の肝いり政策は政局になる。p218

弾丸よりキャッチコピーp250
 ➡ まさに増税メガネ!笑

作戦にはタイミングがある p254

政治家には丁寧な言葉でお願いする。

「可視化する」はプロパガンダ用語! p281
 
イカキング、はプロパガンダ用語ですね笑

ネット世論の力は大きい! p281

以上です。
減税あやさん

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