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こすぎの大学139回 そもそも会議VOL2のテーマは「税」参加者の皆さん、最高です!R6.4.14

発端

こすぎの大学」は、武蔵小杉で各々がコミュニティを形成していた5人のメンバーが集まり2013年に誕生。月に1度「先生役」となる講師を中心に、対話や共感、コミュニティの広がり、を目的として会を開催。今年で11年目に突入した「事業」、と私は理解しています。今回その139回目に参加させていただきました。
 こすぎの大学の主宰である岡本克彦氏と山本早苗(さな)さん(今回私にお声をかけてくださった、もう一人のメインの先生役。減税仲間)が「そもそも会議」(”そもそもそれって…”という、規制概念を脇に置いて改めて考えてみる、というコンセプトの集まり。これも私の理解です笑)の活動の一環として「税」ってそもそもどう使われているのか?という視点で、事務事業評価シートを読みながら参加者と話してみたい!という思いがきっかけだったようです。
 武蔵小杉は川崎市中原区にある町です。参加者も市内の方が多いので、川崎市の事務事業評価がよいとのことで、川崎市在住である私にお声がかかりました。紆余曲折を経て今回の内容になるまで、2回ほど飲みながら笑 またはLINEで 早苗さんと自由に意見交換しました。私は勝手きままに話すだけでしたが、早苗さんがメモにとって会の流れや構想を練ってくださり、本番を迎えました。
 こすぎの大学HPにも、139回レポートが掲載されています。

 こちらのnoteでは、私の目線でレポートを書きます。よろしければお読みいただければ幸いです。 

そもそも会議VOL2.「税」

 まず、こすぎの大学とはなんぞや、から説明がありました。

岡本克彦さん


事務事業評価とは「そもそも」なんなのか 品川区の事例から


そのあと、早苗さんから「事務事業評価」についての概要がとても分かり易く、図表を用いて説明がありました。

最近、品川区では森澤区長になり、区議会議員の筒井ようすけ議員の質疑や、区民の請願によって、公約でもあった事務事業評価が復活、公開されました。なんと、品川区では廃止された事業もありました。また、その評価項目については請願の要求が加味されたようです。

品川区令和4年の予算削減額の内訳

事務事業は、健康増進など福祉系の事業を取り上げました。
敬老お祝い金を手渡しすること=安否確認に効果がある
という調子で、事業の必要性の根拠が掲載されていました笑

事務事業評価について、初めての方にどれだけ分かっていただけるか
興味を持っていただけるのか。。。そんな思いもありながら、
要点がとても分かり易くまとめられた資料とともに、早苗さんから解説していただき、かなり伝わったのではないか、と思います。

川崎市事務事業 「保育料対策事業」を見て話してみよう

事務事業評価について、だいぶ分かってきた?ところで、いよいよ具体的に川崎市の事業説明タイムになりました。といっても、細かい説明ではなくて、私が驚いたこと、発見したことをお話しました。
(私が話している証拠写真はありません笑) 

驚いたこと。発見したこと。

 保育料対策事業についてはコチラを参考にしてください。今回は、このnoteの内容をさらに深掘りして驚いたことを話しました。

 保険料が払えない方が0.数%いる。じゃぁそもそも保育料っていくらか調べてみたら、3~5歳はそもそも無償(税負担)。0~2歳が利用料負担あり。しかも、非課税世帯は無償(税負担)だし、所得税額に応じて保険料額のレベル分けをしています。それでも払えないってどーゆーこと?!

 何もしなくてもちゃんと払う人はたぶん99%(ほとんどの方)。払わない0.数%のために、6000万円も!その6000万は何に使われているのか。(この点は、サンキューコールに改めて質問しています。)

 の2点をお伝えしました。

ワークタイムの様子

 こすぎの大学、ではワークショップでの意見交換をとても大事にしています。テーブルごとに数名で意見をメモして感想をシェアします。

楽しそう!


川崎市中原区選出重冨たつや議員が何か説明している!



ポストイットに書かれたこと、出された意見

読んでみると凄く面白いです笑

ポストイットに書かれた意見や発言を箇条書きにします。

<収納率から考える>
・99%で納付指導?!
・100%じゃないの?
・元々収納率が高いのに必要ある?
・6000万円もかけて0.数%向上のためにこの事業をするのは、これをしないと払わなくていいか、と思って払わない人を増やさないための見せしめ、なのでは?

<評価指標について>
・滞納の理由がない
・評価が甘いのでは?
・目的と内容が合ってない
・結果の、成果指標、活動指標が少ない
・政策の直接目標と収納率の結びつきがどうなのか?
・安心して子育て➡滞納処分
・直接目標と実施計画の落差

<コストについて>
・滞納措置がコストオーバーなのはなぜか
・債権回収するために裁判したりするのは、そんなお金かけないでやりましたよ(企業で回収業務された方)
・Web口座振替受付サービス導入は評価できる
・効率性。民間を活用。

<対応について>
・払えないのではなくて、払わない。
・払わない人って、ブランドバッグ持ってたりするのよねー(保育施設勤務経験者)
・登園拒否できないの?

<この事業に限らず、税について>
・消費税下げてほしい
・健康、独身、何の控除も無い。税金を払っているだけって感じ。ふるさと納税くらいさせてほしい…(川崎市はふるさと納税で市税が流出している)

以上、素晴らしい意見、体験談がきけました。
収納率100%に限りなく近づけていく努力は素晴らしいですが、
6000万円もかけて行うことなのか。何に使っているのか。
この疑問を持ち続け、調査を継続します。
川崎市のこの収入率は、かなりよい成績であるらしい、ということは
付け加えておきます。

おわりに ー仲間が居るから頑張れる!ー

先生役が話している間に、岡本さん(岡ポン、と呼ばれています)が「グラフィック」を仕上げてくださっていました!
 この日の内容の要点を、本当によくまとめてくださっています!!
 書き損じとかないのがスゴイ!笑

参加者の様々な年齢、立場、経験から出される意見はバラエティに富み、
またとても素直で率直な感想が素晴らしくてびっくりしました。
そして、楽しい、といってくださいました。
重冨議員も、新人議員に受けさせたい、それくらいのレベルだったと
仰ってくださいました。
このような勉強会に、もっと多くの議員に参加してほしいと思いましたし、
行政にもこんな意見があったことを伝えたいと思います。
(サンキューコールで伝えます)
そして、最もうれしかったのは、この話をする先生役の私たち二人が、
とても楽しそうに話していた、という感想でした笑
はい、とても楽しかったデス!
私も、もっと地元で色んな方に事務事業についてご意見をいただきたいと思いました。

このような機会をいただきました、岡本克彦様、山本早苗様に心から感謝します!また、かわさき減税会からも数名がご参加いただき、大変心強かったです!

   仲間がいるから頑張れる!

ご参加いただきました皆様に感謝します!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。



懇親会にて

減税あやさん・かわさき減税会

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