私が乳がんになるまで(その6)


この日は検診を受けた病院で、
検尿・心電図・CT撮影・太針生検でした。

検尿と心電図は健康診断などで行うものと
同じで、特に問題なく終わりました。



CT撮影もMRIと同じように、ガウンに着替えて行います。
ベッドに寝て、マジックテープのベルトのようなもので
体を固定されます。

CT室に入る前に点滴をされ、撮影の直前に点滴のチューブに
注射器で造影剤を注入します。


MRIの時は、アトピー肌で血管が見つからず、点滴自体も
撮影直前にしましたが、この日は看護師さんが一発で
決めてくれました。

「造影剤を入れると、食道からお尻の穴までがカーッと
熱くなるけど、すぐ消えるから大丈夫」
と言われました。

熱いっていうより、あったかいってくらいの感覚だったので
きつくはないと思います。

撮影時間はMRIほどはかからず、撮影する瞬間、
2回ほど大きく息を吸って止めました。
胸のレントゲンを撮るのと、あまり変わらない感じ。

この日の検査で一番しんどかったのは、太針生検。

その名の通り、太い針を胸のしこりに刺して、細胞を取ります。
一番初めの検査で針生検をした時は、注射針くらいの太さでしたが
この時の針の太さは、目で見て針穴がはっきり見えるくらい……

写真:慶應義塾大学病院KOMPASより


こんな針、っていうかもう、筒って感じですが……
改めて見ると恐ろしい太さの針……。

もちろん、局所麻酔を使うんですが、局所麻酔自体も
結構痛い。そして、胸という、
あまり慣れていないところに注射をするっていうのが、
怖かったです。

怖いと思う前に、ブスッと麻酔の注射を打たれていましたが(笑)
とにかく、チャッチャチャッチャしてる先生だったので(汗)

局所麻酔をして時間を置くのかと思いきや、
間髪入れずに、すぐに太針を刺されました。

私は全部で3回刺したのですが、1回目はまだ局所麻酔が
効いていなかったみたいで、
むっっちゃくっちゃ痛かったです(涙)

先生が針を刺して、看護師さんがスイッチを押すと
バネの力でバチンと針が抜けて、しこりの細胞をとります。
ピアスセンターでピアスを開けた時のピアッサーに
似た感覚でした。

2回目と3回目は局所麻酔が効いてきていたみたいで1回目の
痛みよりはマシでしたが、刺されてる感覚はあったのと
1回目があまりに痛すぎて、この日は一日ブルーな気分でした(笑)

痛みが長引く感じはなくて、
局所麻酔が切れた後は痛むことはなかったです。

この日は湯船に浸からないように言われました。
かなり太い針を刺しているので、内出血する可能性があり、
腫れてきたら連絡するように言われましたが、私は大丈夫でした。





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