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何のための作品

こんにちは、ayaです。
今回は器屋monのコンセプトについてお話ししようと思います。


妊娠・出産・子育てのため、
自分の陶芸作品の販売をやめていた私。
2人目も無事に保育園に入ることが決まり安心していたある日、
突然、思ったのです。


『自分の作品が作りたい!』


そこには二つの理由がありました。

1つは単純に自分の作品が作りたい、という気持ち。
そしてもう1つは陶芸の技術の向上。

私にとって仕事復帰は実家の家業と向き合うことでした。
(経緯は一番初めのノート『自己紹介』をお読みください)
一度も陶芸を学校で勉強したことがない私が
陶芸に興味があって陶芸教室に来た生徒さんに陶芸を教える。
むしろ長くいる生徒さんの方が私なんかより全然技術があって…
もともと自信のない私はプレッシャーでつぶれてペチャンコです。
解決方法は一つ。
自分の技術の底上げでした。

そして2017年の12月末から創作を再開したのです。



何のための作品

目標は4月にビックサイトで行われる
『minneのハンドメイドマーケット2018』というイベントにしました。

12月~4月にかけて計画通りにはいかないまでも、
販売できるだけの作品を作り終えた私は
最後にショップカードを作ることにしました。

ショップカードって『名前』『写真』『連絡先』『コンセプト』などが書いてありますよね。
ここではっと気が付いたのです。

以前、作品をminneで販売していたときは
全体のコンセプトなど考えずに
ともかく1つの物に気持ちを込めて、
考えてできたものを販売していただけでした。

今回は作ることがただ楽しくて、
5月から復帰する仕事の不安を払拭したくて、
ただただそれだけのためにはじめました。

『器屋mon』のコンセプトって何だろう。
私はどんな人にどんな商品を売りたいのだろう。
そんなことを考えていたら、1つの詩が思い浮かんだのです。

 仕事でくたくたになって帰った暗い部屋
 泥のように眠る前に食べる栄養補給のようなご飯

 子どもの声とお湯の沸く音
 洗濯機を回しながら急いでかじるパンの味気無さ

 ルーティンを繰り返すだけの日々
 
 …ふと、
   手に取った器にホッとする
 
 色や形に四季を感じ
 不完全さに愛しさを覚える

 そんな器があったなら
 毎日が少しだけ楽しくなる

 
今考えると、子育てや仕事へのプレッシャーで
少し追い詰められていたのかもしれないのですが…( ;∀;)

でも、これは私です。
働くのに夢中だった頃の私。
子育てに追われバタバタの私。
繰り返す日々に何かをプラスしたい私。

気に入って買ったマグカップで飲むコーヒー。
気持ちがちょっとだけ上がりますよね。


作ろう!


生活に寄り添える
少しだけ特別な器!


ショップカードには

 ルーティンを繰り返すだけの日々
 ふと、手に取った器にホッとする
 そんな器があったなら
 毎日が少しだけ楽しくなる

この部分だけ採用しました。

だって前半、すごくネガティブ(;'∀')





ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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タイトルの写真の器は只今、販売を一時的にストップしていますが
同じ形の小さな器『ちいさなFujiyama』は販売しています☆

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