苦学生がニューヨークで経験した鬼ブラックMLMインターン1/2

私は大学時代4年間をニューヨークで過ごした。

特に最後の2年はニューヨークシティのビジネススクールに通って

遊びも勉強も仕事も全力な常に金欠の苦学生だった。

生活のためにお金も稼いでいたものの
インターンも始めないと就職先がない。

そう焦り始めたのでインターンを探し始めた。

だがここニューヨークではインターンを見つけるのも一苦労な上

探しても無給インターンばかりの世界だ。

インターンをするにもインターンの経験がないとダメだという構造

富裕層の子供が1-2年目で無給インターンをして大手の有給インターンを勝ち取る世界。
一般家庭かそれ以下の層ではバイトをしないと生きていけない。それ故に無給インターンなどする余裕がない。

私も状況は似ていて

3年次からシティの4年制大学に編入した私は

ただでさえ英語非ネイティブで学生ビザなのに
ハンデしかない上

生活のためのお金を稼がねばならず無給インターンは選択外になっていた。

だがとりあえずやるしかない。
履歴書を作成してLinkedInやIndeedで送りまくった

おそらく50件以上は余裕で書類で落とされているだろう。

数件書類審査が通ったもののおじゃんになったりで散々だった。

バイトでお金は稼いでいるし 留学生の若い女子と言うことで何かと生活で有利なことはあったが

苦学生過ぎて辛い。

労働集約型のバイト、勉強、パーティで明け暮れて就活からはどんどん遠ざかる恐怖もあったので
必死だった。

そんな時とありメールが

「あなたの素晴らしいスキルに驚かされました。私たちが受け取った書類のトップ10%に選ばれました。是非明日面接に来てください」

書類選考で落ちまくってお金も経験もない自己肯定感も落ちていた当時の自分にとって光のようなメッセージだった。

早速面接を設定して会場に向かった。

面接場所はタイムズスクエアにあるビル。

中にはスーツを着た沢山の人が面接待ちでウロウロしていた。

数時間並ぶと会社のCEOとの面談が始まった。

正直このポジションがどんな仕事なのかはわからなかった。
仕事内容に書いていたのは
Face-to-face
Door-to-door sales/marketing
Direct sales/marketing
などでポジションはAccount Executive (日本語で言う営業)

面接では
狭き門のポジションなんだけどさ「Why should we hire you?」あなたを雇う理由は?
とかを聞かれて私は詳しい内容は覚えていないものの 未経験だとバレるポンコツな回答をした事を覚えている。

そのあと、下っ端のメンバーとの面談がある。
どうやら週に$500以上は稼げるそうだ。
無給インターンはできない自分にとって魅力的にうつった。

その後会場を出ると

一本の電話がかかってくるのだ。

「あなたは見事に数少ないメンバーとして選ばれました。明日から来れる?」

もちろん回答はイエス。

そしてここから悲劇が始まる

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