遠い昔のことのよう
今日の夜中、ついに祖母が旅立ってしまいました。
文章にしてしまうと、現実の出来事であると実感してしまいます。
祖母については、これまで何度か書いてきたけど、驚くほどポジティブな内容ではないな。
もっと楽しい書くことあっただろうと思うし、今思えば、そんな大変なことすら幸せなだったのではないかと思える。なんだか遠い昔のことのようです。
昨日は週に一回の面会の日でした。
6年前に倒れてから、毎日毎日毎日会いに行って、会ってる時は笑顔で、別れてからは泣いてっていうのを繰り返していた気がします。
コロナになってからは直接会えなくなって、会いに行く回数も減って、アクリル板やリモート越しで手や足を撫でてあげられなくなって。
悪くなっていく姿を見て、これが最悪だと思っても、その更に下があって。
喋れてたのが喋れなくなって、食べられてたものが食べられなくなって、椅子にも座れなくなって、息もできなくなっちゃった。
でも、不思議なことに、昨日会いに行ったときはとっても元気だったんです。
短い面会時間で、手をさすって、最近祖母に作ってあげてたかぎ編みの毛糸を持っていって「これ作ってるんだよ〜、昔教えてくれたよね」って言って。
そしたら、毛糸にかなり興味を持ったので、手で触らせてあげたり、ピンクだよ〜なんて言って見せてあげました。
かなり顔色も良かったので、しばらくは大丈夫かな〜と家族で安心していたときのことでした。
夜中に連絡が来て、急いで行って、最期には間に合わなかったけど、たくさんお話ししました。
会うまでは寒気で震えてたけど、会って不思議と落ち着いたんです。穏やかな顔でした。あぁ、そっかって思いました。
大好きだよって伝えられてよかった。母のことは任せてって言えてよかった。
きっと安心してくれたよね。ただ、私との写真だけ撮り忘れちゃったね。
今までやってきたことへの満足感と、やっぱり喪失感と、まだ信じられない感じです。半日前に話していたとは思えないな。
これからは、あとどれくらい生きられるか不安にならなくていいんだな〜。
これからはやっと元気な頃の祖母をたくさん思い出せるな。
倒れてからだけど、誰よりもたくさん会いに行けてよかった。
いろんな人を大切にしていたから、いろんな人に最期まで大切にしてもらったね。周りの人に感謝だね。
食べられなかったものいっぱい食べてね。
数日は引き続き会いに行くつもりです。
まだ楽しい話をいっぱいしたいよ。ずっと大好きだよ。
今日寝られるかな。
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