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コロナ患者の治療をしている友人医師に親目線で質問してみました!

米国APSC公認・IPHI公認 日本人初 乳幼児の睡眠コンサルタント、APSCアジア/インド代表 & IPHI妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント資格取得講師、Sleeping Smart Consulting 代表の愛波文です。 科学的根拠に基づいた乳幼児(小児)の睡眠の知識と日本人の生活スタイルに合わせたねんねトラブル改善方法をみなさんにお伝えしております。

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今日高校同期でワシントンDCの病院で今コロナの患者さんを治療している医師・2児のパパ・ドクター安川と電話しました!ただ単に元気?!生きてる?!という確認をしようと思ったのですが、今日は休みで家にいるということだったので、ママ目線でコロナに関しての色々聞いちゃいました!

それがものすごくためになったので、まとめて安川に確認おねがーい!とLINEしたら追加でいろんな情報を入れてくれました涙!安川に自分で発信していって欲しいと伝えたのですが、論文は書いてるよー!とのことでした。それは、難しすぎる!


さて、ドクター安川は15歳から知ってて、高校の時は私に国語や日本史を教えてくれていました笑 私、5歳~18歳までNY育ちで、本当に日本語ができなかったんですよ。あまりにも私ができないので、教室の一番前の安川の隣の席で授業を受け、わからないところを聞いていました。私が絶対にわかるように、日本語をものすごく簡単にして教えてくれてたんです!今日もまた「きっとこう言えば文でもわかるでしょう」という目線で話をしてくれました。そして、余談ですが・・・「ママと赤ちゃんのぐっすり本」を出版したとき、1番に読み、感想をくれたのが安川でした!奥さんも医師で私のサロンに専門家として入ってくれてます♡

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きっとママ・パパ・保育者なら一番気になっているなんじゃないかない?と思う質問と回答をまとめましたので読んでみてください。ものすごく勉強になると思います。

(これは4/4 NY時間0時の情報)

取材みたいになっていますが笑、会話の中で自然と私が聞いていた質問を取材みたくまとめてみました。

1.BCGは根拠があるの?

今のところ確実は根拠はない。BCGを接種したからといってCOVID19にかからないというわけではない。オランダで、医療従事者をBCGを打つ群と打たない群に分けて、コロナウィルスの感染率を比べるという研究が始まっているけど、もし仮にその研究で効果があると分かっても、僕たちのように子どもの時に打ったBCGが今でもコロナウィルスに対して有効かの実証にはならないと思う。

2.外に出てもいいの?

大切なのは、飛沫感染(咳とかくしゃみとか、体液に混じって飛び散るウィルスによる感染)と接触感染(物や人に付着しているウィルスを触ることによる感染)に気をつけること。人との距離を保った(できれば2m以上)散歩はいいと思う。なるべく他の人の触った物に触らないこと。外に出た時に多くの人が触る物に触れた場合は、物を触った手で顔を触らない、手洗い、などが重要。

3.空気感染するの?

「空気感染」という医学用語が、混乱を招きやすいと思う。ウィルスが空気の中を通って感染する方法は、医学的には二つに分かれていて、一つは「飛沫(ひまつ)感染 droplet」、もう一つは「空気感染 airborne」と呼んでいる。

新型コロナウィルスは、前者の飛沫感染、つまり、感染者のくしゃみや咳、声を出した時に出るしぶき(比較的大きな液体の粒)によって感染が広がることが分かっている。コロナウィルスが、もっと小さな液体の粒(5ミクロメートル以下)の中に入って、 結核やはしかのように、どれくらい「空気感染」するかどうかはあまり分かっていない(ほとんどしないと思われている)。

4.どうなったら病院にいくのがいいの?

熱があっても、比較的元気ならば、他の人に移さないためにも自宅で安静にした方がいい。ただ、息が苦しいとか、胸が痛い・重いとか、ほとんど飲んだり食べたりできなかったりした場合は、 病院へ行った方が良い。肺炎で入院して、数時間で悪化する人も見ている。

5.なんで人工呼吸器が足りないと騒いでいるの?

新型コロナウィルスによって重症肺炎になる人が多い。重症になると体内の酸素を保つために呼吸器が必要になる。呼吸器が必要になると、2-3週間つけていないと回復しないという患者さんが多く、使用期間が長い。そういう人が一度に大勢来ると、集中治療室の病床や呼吸器が足りなくなる医療施設が出てくる。

6.今以上に私は何をすればいいのかな?

今文がやってることは十分だよ!すごく徹底している!文がしてることをみんながしたら2-3週間ぐらいでぐっと感染者が減るよ。

7.感染者を診ていて、何が一番悲しいと思う?

今アメリカの多くの病院では、死んでしまう直前にしか家族がお見舞いできないことになっていると思う。病院で、家族に会えず、一人で闘病しているコロナウィルスの患者さんが多いと思う。あとは、死んでしまう人も重症化してしまった人も、全て予防できたはず、と考えると悲しい。

8.保育園や学校はいってもいいのかな?

子どもがどれくらい感染して、子どもから大人にどれくらい感染しているのかはあまり分かっていない。子どもが大人に比べて重症化しにくいというのはおそらく本当。各家庭の事情もあるので、難しいけれど、子どもから子どもへの感染、子どもから大人への感染はあると思うので、感染予防だけを考えれば、今は行かない方が良いのではないか。

参考文献:
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2005073
https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(20)30152-1/fulltext

9.遊具がある公園で遊んでもいいの?

ほとんど子どもがいない公園で、触るところを全てアルコールなどで消毒するとか、手をきちんと洗って顔を触らないなど徹底できれば、感染の可能性は低いと思うけど、きっと子どもの場合は難しいよね。これを機に、新しい遊びを子どもと一緒に考えたり(文みたいに子どもとZUMBAしたり笑)、こうした状況でもいかに楽しく時間を過ごせるかを考えるのはどうか。

プラスチックの表面には72時間ウィルスがいる、という論文が出て、有名になったけど、3日後だとウィルスの量も大分減ってるし、実際にそれがどれくらい感染を起こすのかは不明。温度や湿度とかによっても変わってくるし(もっと長く付着している場合も考えられる)、時間だけで判断せず、小まめに手洗いや消毒した方がいい。

参考文献:

https://hub.jhu.edu/2020/03/20/sars-cov-2-survive-on-surfaces/

10.感染者さんの肺の悪化は今までで何時間が一番はやかった?

救急外来に来てから数時間のうちに、酸素が必要になって、その量がさらに増えた人を見た。

11.これから日本はどうなると思う?

かなり心配している。やっと外出自粛の動きが出ているみたいだけど、あまり感染を気にしていない人がまだ多いみたい。中国やイタリアの状況について知っていたのに、どこか楽観視している側面がアメリカにもあったから、今こんな事態になってしまった。

実際にコロナウィルス肺炎の患者さんをみるようになって、この病気の恐ろしさが分かった。

日本集中治療学会が声明を出したけど、日本はICUのベッド数がイタリアやアメリカに比べてもかなり少ないし、集中治療を支えるコメディカル(respiratory therapistとか)や集中治療を専門でしている医師の数も少ない(救急医や麻酔科医が集中治療を担っているところが多い)。一気に患者さんの数が増えると、きちんとした集中治療を受けられずに亡くなっていく人が多く出てしまう。助けられた人も助けられない、という事態が起こる。

参考文献:

https://www.jsicm.org/news/statement200401.html

https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03185_01

12. ご飯のデリバリーとかしてる?

今、レストランとか小売業の人は大変だと思う。こういう状況だから、政府がサポートしなければならないと思うけど、彼らの生活を支えるために、できる範囲で消費は続けた方がいいと思ってる。

デリバリーは頼んでいないけど、テイクアウトしている。熱した料理からコロナウィルスにかかる可能性はとても低いと思う。まだあまりデータはないけど、2003年のSARSを起こしたコロナウィルスは56度くらいでどんどん死んでいくから、加熱すれば、料理から感染することはないと思う。

料理を作っている人が、サラダとかにくしゃみしたら、まぁ、可能性はなくはないから、頼むなら熱を通せるものがいいと思う。

デリバリーは、届けてくれる人次第。その人が感染していたら、袋とかにウィルスが付着する可能性はあると思う。

参考文献:

https://www.who.int/csr/sars/survival_2003_05_04/en/

安川本当にありがとう!!

とてもためになる内容でわかりやすいのではないかな?ともうのですがどうでしょう?!もちろんこちらシェアOKです。

こちらを読み、ご自身の行動を今日から見直してみるのもよいかもしれません。

また書きますね♡

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