あやめ/ すこやかに咲く

シンガー。インタビューライター。心身をすこやかに満たす表現をこの世に増やしたい。 唄う…

あやめ/ すこやかに咲く

シンガー。インタビューライター。心身をすこやかに満たす表現をこの世に増やしたい。 唄うように話せたらいいな 絵を描くように書けたらいいな 話すように踊れたらいいな ほほえむように唄えたらいい

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[歌詞翻訳]Ámame como soy

ありのままのわたしを愛して 恐れずわたしを連れていって 愛を持ってわたしに触れてね 冷静さを失くしてしまいそう 思いやりをもってキスをして やさしくわたしに接してみて お願いどうかわたしを見てね あなたの魂に届きたいのです 愛とはわたしがこれまで 知ることのなかった迷宮 あなたと一緒になってから その神話を打ち破りたいの すべての儀式を乗り越えて あなたの手から抜け出たい あなたを愛していると叫びたい その叫びをみんなに聴かせたい ありのままのわたしを愛して 恐れ

    • [歌詞翻訳]Fantasma

      そこにいると感じた距離を測った できる限り何度でもそれを殺した 希み通り何度でもわたしは死んだ わたしたちは何者でもなかった 空気の一部なだけ あまくて冥いわたしの王子 彼の亡霊は繊細で 冷たく独り言を言う 完璧で複雑 透き通るような美しさ わたしの中にいると感じた 10まで数え そしてわたしは消えた わたしたちは何者でもなかった 空気の一部なだけ あまくて冥いわたしの王子 彼の亡霊は繊細で 冷たく独り言を言う 完璧で複雑 透き通るような美しさ とても完璧で複雑で

      • 王子の亡霊

        彼がいる。 そこにいる気配を感じる。 うっとりと巧みに 心地よくたぶらかす、 おぞましいほど愚かな わたしの王子。 その声は冷たく いつも傍で独り言を繰る。 「君は完璧で特別な存在だ。他のひとが嫉妬するくらいに。でも残念ながら君の持つ真の偉大さは、一流の者にしか分からないだろう。君のことを分かってあげられるのは僕だけだ」 この暗闇のなかに彼の気配を感じて距離を測る。彼はわたしに君臨している。 そう、わたしの成功を妬むことこそあれ、誰も本当の偉大さを理解することなど

        • アケミちゃんのこと

          アタシいじめられてんのよ、とアケミちゃんが笑う。 アンパンマンのようなまん丸い顔にびっくりするくらい 濃ゆいパープルのアイメイクと青みがかったピンクの口紅。 昼間に顔を合わせるのはチョット時間を間違えたかな、と 思わせるような気合いの入ったお化粧は、かなり時代も 間違えてるかも、しかしそれがなんとも彼女には自然と 馴染んでいて妙なのである。 この間友達の結婚式に出るという話をしたら、アタシが 若い頃着てたかわいいドレスあるから着なさい、といって 肩パットのしっかり入ったフ

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        • [楽曲リスト]歌詞翻訳
          10本
        • 創造性にまつわる記録
          13本
        • 掌編小説または詩
          18本
        • 花と祝祭/星の祝祭
          0本

        記事

          手紙と記憶

          おぼえていないよおぼえていない よみかえしても、よみがえらない けれどもたしかにそのときはあった 手紙にはつづられていた わすれないとおもっていたけど

          水面

          波紋が広がっては 消え 広がっては消え その繰り返しの中に つながれている安堵 ちいさいけれどもそれはうねり さざなみ なにかを届ける だれかにいつか

          満ちる

          ほかにどう伝えたらいいか解らないんだ つぼみが笑うみたいに きみの頬に触れるよ ふんわりと 溶けて その日の夕焼けはあたたかく空を包んで 満ちる きのう、知ったの。 ことばにできないきもちがあるんだね。 唄ってないと泣いちゃう ような どんな名前をつけようかしら、 呼んでくれる? 暗くなったら探しにきてね。 ラララハミングしながら きみの頬に触れて溶けた 名前を呼んで ゆうやけこやけ

          未来

          ほらごらん、坊や この雲を抜けたら 青い空がどこまでも広がっているんだ 七色の虹だって架かってるのさ 本当とうちゃん? この雲を抜けた先に 何があるかなんて どうして 未来のことが解るのだろうなあ かあちゃんはねえ たとえばこの雲の向こうに 烈しい雷雲がまたどこまでも広がっていて おまえがそこへ飛び込んでいっても いつかは美しい虹と出会えることを 識っているのよ そうか、 じゃあぼくは 虹に出会うまで どんな雲も抜けていこう どこまでも いつまでも

          ふたり

          草いきれがむっとする 息を吸い込んだ 笑いが止まらなくってさ 駆けていくよ 手をつなご あなたの右手と 私の左手 海が好き?山が好き? 海は詩人で 山は哲学者だよ さみしいときは海に行った どうしてさみしかったか忘れちゃったけど センチメンタルは嫌いだから黄昏れたりしなかったよ 大声で泣いたかもしれないな 夕日は美しかった 山には行きたくない でも遠くからこうして眺めていたい 春のはじめのもりもり芽吹いて山笑う様 そしておわりの新緑のころ なんだか元気になる さよなら

          ヴァケーション

          その手を腰にまわすのはやめてと願うけれど 彼の欲望はこれぽっちも耳を貸そうとしていない。 おそらく、だ。 聴こえない声は聴こえるはずなのだ。 ただ手をつなぎたいと、言葉に出せばよかったのか。 息を吸い込む。 9月にあじさいが咲くなんて知らなかった。 信号機の三色が縦に並んでいる意匠も はじめて見た。 どこに行ったってあじさいは梅雨になったら当たり前に 咲くんだろうという想定しかできない想像力のなさ。 我ながらがっかりしてしまう。 でもそんな単細胞だってよいこともある。

          [歌詞翻訳]Viaje Tropical

          Viaje Tropical

          [歌詞翻訳]Viaje Tropical

          [歌詞翻訳]Mandolín

          「Mandolin」は、ウルグアイのシンガーソングライター、「王子」の愛称で知られるグスタボ・ホセ・ペーニャ・カサノバの曲です。娘であるエリウが彼の死後、作品をアーカイブし世に送り出すことによって、広く世に知られるようになったようです。

          [歌詞翻訳]¡Ay, Ay, My Love!

           メキシコ・ソノラ出身の歌手マリッサ・ムールが2022年にリリースした3枚目のアルバム「All inclusive」に収録された曲。恋愛関係を通して自己愛と幸福を見つけることを歌っている。

          [歌詞翻訳]¡Ay, Ay, My Love!

          [歌詞翻訳]Delirio

          「Delirio(熱狂)」(1954年)は、キューバのギタリストであり作曲家でもあったセサル・ポルティーリョ・デ・ラ・ルスのボレロ。 原曲名は "Tu mi Delírio "で、ファーストリリースはおそらくメキシコのLos Tres Asesのようです。おそらくというのは、ウェブ上に情報が載っていないので詳細が不明だから。この楽曲は今日に至るまで、多くのアーティストがカバーしています。

          [歌詞翻訳]Suin Romanticón

          Suin Romanticón とは、スペイン語で「とてもロマンチックなスイング」というカジュアルな言い方です。この楽曲は、コロンビア出身の音楽アンサンブルである、Monsieur Periné ムッシュ ペリネが2012年に発表したファーストアルバム「Hecho a Mano(お手製)」に収録されています。彼らの音楽は、ラテンとヨーロッパの風味をミックスしたサウンドを特徴としています。

          [歌詞翻訳]Suin Romanticón

          [歌詞翻訳]Amapola

          アマポーラはスペイン語でケシの花を意味するけれど、マルガリータ、ヴィオラ、ロサのように、この曲では女性の名前です。スペイン系アメリカ人の作曲家ホセ・マリア・ラカレ・ガルシアが1920年に発表した器楽曲で、のちにスペイン語のオリジナル歌詞も彼が書いています。1930年代、この曲はルンバのスタンダードとなり、後にポップミュージック・チャートにランクイン。現在ではクラシック、ジャズなどジャンル問わず幅広くカバーされています。