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『新ハムレット』をより楽しんでいただくために②豊岡稽古編

『新ハムレット』をより楽しんでいただくための連載記事。第二弾は豊岡編です。
『新ハムレット』は兵庫県豊岡市にある江原河畔劇場での1ヶ月間の滞在制作で生まれました。
江原河畔劇場は山陰本線の江原駅からほど近くに2020年にオープンした新しい劇場です。

江原河畔劇場からの円山川の眺め

江原河畔劇場は劇団青年団の本拠地であり、本格的な演劇作品が上演できる劇場機能を兼ね備えた劇場です。
『新ハムレット』は2階のスタジオにセットを組んで、稽古を行っていました。

江原河畔劇場スタジオ(新ハムレットはここで生まれました)

舞台美術も座組みのメンバーで、叩いて、塗って、ヤスって作りました……実は。


豊岡の稽古中に試していたけれど、途中でやめる判断をしたアイディアや、変更した衣装などもありました。(この辺りは上演の千秋楽を迎えたら追記しようかと思います)

江原河畔劇場は劇団青年団の本拠地であり、『新ハムレット』と同時期には青年団の稽古が劇場で行われていました。
多くの青年団の先輩方、そして日本博事業の『新ハムレット』における芸術監督の平田オリザさんにも、稽古や通し稽古を観にきていただいて、ご感想等いただきながら、作品の本番に向けて稽古を重ねていきました。

太宰治のレーゼドラマを舞台上でしっかりと成立させて舞台上で伝えるスタート地点に立つだけで、相当難易度の高いことをしていて、俳優さんもしっかりと本番に合わせて仕上げてくださいましたし、SCOTサマー・シーズンでの上演のために上演を70分に調整するための工夫や再構成も行われました。

江原での稽古から、カンパニーは日本海側とひたすら車で走って、利賀村へ。そして、利賀山房での上演を経て、豊岡に帰って出石永楽館での上演を行いました。

さて、第三弾の記事は利賀村での上演の記事を書きたいと思います。
千秋楽までにどこまで書き進むかな……『新ハムレット』は絶賛こまばアゴラ劇場で上演中です。

ぜひ観にいらしてください……!


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