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『新ハムレット』をより楽しんでいただくために②豊岡稽古編

『新ハムレット』をより楽しんでいただくための連載記事。第二弾は豊岡編です。 『新ハムレット』は兵庫県豊岡市にある江原河畔劇場での1ヶ月間の滞在制作で生まれました。 江原河畔劇場は山陰本線の江原駅からほど近くに2020年にオープンした新しい劇場です。 江原河畔劇場は劇団青年団の本拠地であり、本格的な演劇作品が上演できる劇場機能を兼ね備えた劇場です。 『新ハムレット』は2階のスタジオにセットを組んで、稽古を行っていました。 舞台美術も座組みのメンバーで、叩いて、塗って、ヤスっ

    • トレモロ【2024年6月公演】ワークショップオーディションのお知らせ

      2024年6月 トレモロ次回公演情報公開トレモロがコロナ禍を経て、久しぶりの劇場公演・初の関西公演を実施します。公演情報をこちらで初公開します。 トレモロ 初大阪公演 『Port- 見えない町の話をしよう -』 脚本:久野那美 演出:早坂 彩 2024年6月21日(金)〜6月23日(日) 於:ウイングフィールド 主催:トレモロ 神戸の町や歴史や人を寓話的に描いた『Port- 見えない町の話をしよう -』 を、新演出でお届けします。 トレモロは2010年より東京で活動して

      • 『新ハムレット』をより楽しんでいただくために①SCOTサマー・シーズン 桃太郎の会編

        2024年、トレモロでは早坂彩演出の『新ハムレット』を上演します。 『新ハムレット』をより楽しんでいただくために、連載記事を書いて行きたいと思います。 『新ハムレット』は、シェイクスピアの『ハムレット』を太宰治が戯曲風小説(レーゼドラマ)として創作した作品。 この一文だけで情報量多いですよね。 それだけサブテクストの多い作品なんです。 また、2022年の初演から、利賀・豊岡という個性豊かな場所での創作を経て、この作品は育ってきました。 その過程についても、知っていただけ

        • 『新ハムレット』最新公演情報

          『新ハムレット』の最新公演情報をお知らせします。 2024年1月16日(火)20:00チケット予約を開始しました。 早坂彩『新ハムレット』 作:太宰治  演出:早坂彩(トレモロ/青年団) 太宰治の長編戯曲風小説(レーゼドラマ)を、軽快にかつ濃密にお届けする一幕劇。 太平洋戦争開戦の直前・1941年初夏、太宰治はシェイクスピア『ハムレット』の翻案(パロディ)を書きあげた。登場人物たちの懸命で滑稽な生き方は、2024年に生きる私たちにどのように響くのか。 豊岡演劇祭20

        『新ハムレット』をより楽しんでいただくために②豊岡稽古編

        • トレモロ【2024年6月公演】ワークショップオーディションのお知らせ

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          Zoomで戯曲研究会

          トレモロ自己紹介第二弾に代えて トレモロでは、「Zoomで戯曲研究会」と題しまして、戯曲を皆で読む会を継続開催しています。 シェイクスピア戯曲を中心に、毎回参加者を募って、声に出して戯曲を読んでいます。2020年5月より、気づけば3年7ヶ月、54回開催してきました。(2023年12月現在) 本日はどんな思いでこの会を始め、継続しているか書いていきたいと思います。 コロナ禍で始めた戯曲研究会 第一回の戯曲研究会は、2020年5月緊急事態宣言の真っ只中でスタートしました。軒

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          団体自己紹介〜Tremolo

          トレモロです。自己紹介させてください トレモロは2010年設立の劇団です。設立から13年ほど経ちます。 「音楽のように、観客の心にするっと入り込み、思わず見終わった後も反芻してしまう」そんな作品作りを目指して、敷居高く感じられがちな翻訳劇や不条理劇を親しみやすく、多様な場所で上演してきました。 第一期 身体と音楽のトレモロ 結成初期は音楽や身体を駆使した作品作りが多く、「15分間踊るハムレット」と題して渋谷のライブハウスで行われた演劇フェスで、エレクトロニカを爆音で流

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