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仕事は自分でつくるもの

会社には、色々なタイプの人がいます。

同じ面接を通過して入社した仲間なのに、同僚との価値観の違いに驚くことが多々あります。


先日、同じ部署内の打ち合わせで、ある施策の実績を数値化集計していくことを提案しました。

そうしたら、部署全員から反対をされました。


反対というより、否定も肯定もしない無関心、といった方が正しかったかもしれません。


唯一、上司が「それ、やる必要あるのかね?」と言うと、その言葉に続くように「会社に報告する数値ではないので、わざわざ集計する必要はないかと思います」と、同僚Aが言いました。

その他の同僚もうなずき、上司や同僚Aに同調しているようでした。


彼らから暗黙の否定のメッセージを受け取った私は、その提案を差し控えることにしました。

でも、その時の違和感は、ぬぐえないままでした。


「会社に報告しないものをなぜ、数値化する必要があるか?」

この問いが、ぐるぐる私の中を回っていました。

この問いをまるっと言い換えると、

会社から直接指示されていないことを、わざわざやる必要があるか?

と同じになると思います。

おそらく同僚Aは、会社から直接指示されたことだけが自分の仕事だと捉えているために、このような発言をしたのだろうと思います。


たしかに、わたしの部署は、毎月報告する資料の量が膨大です。決まった内容のものだけでも、10数種類の提出資料があります。

そんな状況のところへ、やらなくて済むような数値集計をわざわざ追加するのは自分の首をしめるだけです。

「ムダな仕事を増やすな」これが部署全員の総意だと思います。


でも、私は、その施策がうまくいくかどうか、判断するための指標が欲しいと思い、数値化を提案しました。

事業や施策には予算がつきものだと思いますが、予算は一度立てられると、数値が独り歩きしていき、何が何でもその予算通りの達成することを会社から求められます。

その施策がうまくいけば問題はありませんが、仮にうまくいかなかった場合は、その予算補填のために日々の営業活動が翻弄されることになります。

現場の人からすれば、ただでさえやることがいっぱいあるのに、一人歩きしてしまったその予算補填のために、時間を費やすことになってしまいます。最悪その施策がうまくいかなかったら、これまで費やした時間すべてが徒労に終わってしまいます。それは、絶対に避けたい事態だと思います。

そんな現場の状況を知っている我々の部署が声を上げなければ、誰がこの状況を会社に伝えるのでしょう?


会社から指示されたことだけをやっていれば安心という時代は、すでに終わっています。というより、会社自体「何が正解か」の答えを持っていません。

そんな中、会社に属する会社員も、何が正解かを考えながら、自分で仕事をつくっていかなければいけない時代にきているのではないでしょうか?


やや愚痴めいたnoteになってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

同じような境遇や経験のある方は、コメントやアドバイスをいただけますと幸いです。







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