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《美術展》北欧の神秘展

こんばんは。
Ayaです。
現在SOMPO美術館で開催中の北欧の神秘展に行ってきたので、その感想を書こうと思います。

北欧の絵画といえばハンマースホイ展(2020年)がありましたが、行く予定の日に臨時休館になっていけなかったので、楽しみにしてました。
長い間イタリアやフランスなどの芸術に追従してきた北欧の画家たちでしたが、19世紀にナショナリズムが高まると、北欧らしい風景や古来から伝わる神話に取材した独自の芸術を追求するようになりました。今回の展示内容は、
序章 神秘の源泉-北欧美術の形成
1章 自然の力
2章 魔力の宿る森-北欧美術における英雄と妖精
3章 都市-現実世界を描く

お気に入りの作品

※撮影可のものは写真、不可のものはインターネット上の画像です
(1)『踊る妖精たち』《アウグスト・マルムストゥルム》
北欧神話を題材とする作品で、初めてスウェーデン国王買上げとなったもの。雲の妖精が舞う姿が美しい。

(2)『ベニテングタケの陰に隠れる姫と蝶』《トルステン・ヴァサスティエルナ》
妖精画といえばイギリスですが、北欧神話にもよく登場するそうです。
赤い大きなきのこや蛾が生き生きと描かれ、下書きとして描いたそうですが、カラーでとても美しかったです。

(3)『フリチョフの誘惑』《アウグスト・マルムストゥルム》
北欧神話でよく描かれたのが、英雄譚です。タペストリーのような作品が多かったですが、この作品が一番印象に残りました。版画のようにみえますが、濃淡のみで描いた作品です。主人公が仇を殺そうとするシーンだそうで、緊迫感も伝わってきます。

(4)『街』《アウグスト・ストリンバリ》
近代化するにつれ、街並みも多く描かれるようになりました。その中でも気に入ったのが、この作品です。
上下に空と海が描かれていて、アングルが気に入りました。

以上、神秘の北欧展でした。初めて見る作品が多く、楽しかったです。


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