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Xデザイン学校:リーダーコース:受講のきっかけ

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はじめに

最近Xデザイン学校というスクールのカリキュラムを受講し始めたのですが、そこで振り返りと発信を推奨しているので、私もこのスクールやUX、デザイン経営関連に興味のある方に雰囲気をお伝えできるかなと思いレポートを書いていくことにしました。
ただ、その前にレポートに受講理由や経験がバイアスとして入ってきそうな気がしたので、まずはその辺りをこのnoteでサクッとまとめておこうと思います。

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受講のきっかけ

そもそもXデザイン学校とは?を簡単にサイトから抜き出すと下記になります。

2017年5月、浅野智氏と山崎和彦氏の二人によって始められた、社会人のための社会をよくするデザインの学びと研究する楽しさを追求する新しいデザインの学校。

https://www.xdesign-lab.com/x-1から一部改編

Xであるところに狭義のデザインに縛られないとの意図があるようですが、具体的なカリキュラムとしてはユーザー体験、人間中心設計、デザイン思考、サービスデザインなどを軸に学んでいけるカリキュラムになっています。

具体的なコースは春からの「ベーシックコース」「マスターコース」「アドバンスコース」、秋からの「ビギナーコース」、「リーダーコース」、「ユーザーリサーチコース」と「UXリサーチコース」があり、大体半年くらいで受講できます。

このスクールのことは私も以前から認知はしていたのですが、なかなかタイミングが合わず、去年同僚が楽しそうに受講していたのと、転職後の研修、HCD-Net 専門家の取得、歯科系の手術などばたついていたものが落ち着いたことをきっかけに、今年になって受講を決意したものです。

ちなみに私のUX関連の業務経験は?というと2003年ごろからずっとWEB屋で、初めはヒューリスティックに評価、判断し構築するために多くW3C、WCAGの勧告を追いかけながら「ユーザー」の使い勝手(アクセシビリティ)の観点を学ぶところからのスタートです。

また、たまたまではありますが、その中で今所属している会社、IBMのフェローである浅川智恵子さんが審査していたアクセシビリティ系の賞も受賞しています。

初めてユーザビリティテストを受託としてWEBアプリ構築時に実施したのは2010年あたり(厳密にはデザイナーとして巻き込まれたという方が近いかもしれないです)です。

その後、自社サービスでPO、CDO的な活動を行い、インタビューや観察(企画と計画を含む)なども実施してきたため、全体で見れば、まぁまぁこの系統での実務経験もある方なのかなと自認しています。

一方で、当時の空気をご存知の方には共感頂けるのではないかと思いますが、私の感覚ではアカデミック分野はともかく、デジタル分野の商業デザインにおいて「UX」、「HCD」と言う言葉は私たちの活動の後から出てきた言葉で、デザイナーがやって当たり前のことを何を偉そうに語り出したのか?と言う思いもありました。

デザイナーとして当たり前のこと、使い勝手(アクセシビリティなど)に関しては一定のアプローチでカバーできること、「ユーザー」調査に対するモヤモヤ感(これは別途HCD-NetのUXデザイン連続セミナーで色々と解決中です)。それらが混在となって当初あまり真摯に向き合っていなかったのも正直なところです。

ただ、デザイン思考然り、デザイナーが言語化をしてこなかった部分や、それをチームとして考えるために体系化し再現性のある形に組み立てられている側面は、HCD-Net 専門家の取得も合わせ、なんとなく実施していたことへの理解を深め、足りない面を新しく学びとるために非常に有効だったと感じたことで、今はそこそこありがたくUX、HCDという言葉と効果を使わせていただいているという状況です。

今は大学でもこういった観点の授業がさまざまなところで実施されていますが、私自身は美大のグラフィック、エディトリアル系の学科出身であり、タイミング的にも大学におけるUX、HCDの体系的な学びを経てこなかった独学勢ということになる中、理解の偏りをなくしていきたいというあたりが受講の目的となりました。

そんなわけで初めはビギナーコースやリサーチのコースから受講しようかなとも思っていたのですが、実は普段実施しているワークショップのファシリテーション(この内容に関係するnote『一緒にはじめるデザイン思考〜デザイン思考型ワークショップの課題と展望〜』もあるのでよかったら読んでやってください。)で、最近強く感じている課題に対してHCD-NetのUXデザイン連続セミナーが求めているものにとても近い内容だったため、同時受講という無茶をしており、その日程との関係上、今回はリーダーコースを選択することにしたというのもあります。

連続セミナーの方も素晴らしい気づきがあり別途ご紹介したいと思うのでよかったらそれも読んでいただけたら嬉しいです。

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まとめ

いかがでしたか?
今回はXデザイン学校の概要と受講のきっかけを書いただけなので、まとめも何もあったものではありませんが、実は私はこれ以前から割とスクール通い癖がありまして、体調不良やら転職やらで少しお休みしていたものの、久しぶりに再開して、他の参加者の方の意欲などを拝見し、やっぱりスクールっていいなぁと思いました。

Day01のレポートの方はこちらに同時で出しているので是非ご覧になってください。

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参照

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関連note

今回の受講内容に関わるnoteも良かったら読んでやってください。


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