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いろいろなアムールが!Netflixで見られる、おすすめフランスドラマ

Salut!Ayakoさん

アイスグリーンティーでクールダウンいいね!
フランスでは自動販売機で気軽にお茶は買えないけど、
去年、パリで給水車みたいのを見かけたし、(コップがいちいちかわいい)

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給水スポットからはミストも出ていて、しばし、涼を取ったわ。

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ところで、今日は、毎日危険な暑さだったので、おうち時間の話。

いままで、実はサブスクリプション制の動画ストリーミングサービスに加入していなくて、天邪鬼なわたしは、見たいけど、家から一歩も出なくなりそうと危惧していたの。でもコロナ禍の今、最初は、DVDも見るものたくさんあるし、配給会社を応援したい!とか思ってなんとなく避けていたんだけど、先月、ついにNetflixにアクセスしました!そんな話をフランス語の先生に言ったら「Momokoは、ずっと、boycotter:ボイコテしていたのね〜」って言われ、こういう時にボイコットするという表現を使うのね。

そんなわけでわたしのNetflixライフもスムーズ。Yokoママも韓国ドラマやストリートフードのドキュメンタリーに夢中。

フランス関連にしぼると映画、ドラマ、ドキュメンタリーやリアリティーショーがラインナップされている。いままでフランスのドラマと言えば、メロドラマのような大げさで退屈なイメージがあったんだけど、ここ数年、ものすごくおもしろい。このステイホーム中にいくつか傑作を見たのでまた話を聞いてほしいわ。

で、今回は、Netflixで見られるおすすめのフランスドラマをピックアップ!

『エージェント物語』


パリの芸能事務所が舞台で、その事務所に所属しているという設定で俳優たちが本人役として毎回登場するんです。このメンツがとにかく豪華!まず、シーズン1の初回から、いきなりセシル・ドゥ・フランス。他にもナタリー・バイ&ローラ・スメットが共演したり、イザベル・アジャーニ、ベアトリス・ダル、イザベル・ユペールなどなど。
例えば、ジュリエット・ビノシュの回はカンヌ国際映画祭が舞台で彼女のドレスが破けたり、ありがちな"お偉いさん”からの誘いがあったりともうリアル。モニカ・ベルッチ様が、普通の男性に恋したいという悩みを抱えていたり、ファブリス・ルキーニには国際的なキャリアがないことをダシに駆け引きしたり・・・。ドラマではなくて、本当に彼らが所属する芸能事務所が、この作品への出演をOKしたのがまたおもしろい。

フランス語のタイトルは「DIX POUR CENT」。10%。なぜなら、俳優たちの契約料の10%が事務所の取り分だから。そのために必死になってメジャー作品への契約をとる。また、裏の契約書があったり、引き抜きがあったりと華やかな芸能界の裏側ってこんなことになっているの?!

そして、この芸能事務所に働く人たちのキャラの濃さがまたこのドラマの良さ。
同じ事務所なのにみんなライバルだし、敵対心むき出し。フランス人あるあるの、怒りまくったり、無茶振りしたり、アムールからんだりで、わたしがこの職場にいたら1時間ももたない。でも時にみんなでアイディアを出しあって危機を乗り越えたり、得意分野の人がナイスなヘルプをしたり、みんなでパーティーするときは、心から楽しんだりと、組織の中での振る舞いのヒントも学ぶことができるんです。

また、俳優だけではなくて、人気イケメンシンガー、ジュリアン・ドレが映画に挑戦するというありそうな話や、これまた、人気Youtuberのノルマンも登場したりと、ベテラン俳優ファンだけではなくて、若い層も楽しめる作りになっているのが上手。

1話完結なので、見やすいのと同時に、事務所メンバーたちが成長したり立場が変わってく姿を見つ続けることができるのはドラマの良さ。どのキャラもどんどん愛着が湧いてくるし、会社にいるいる、こんな人というのは日本と同じ。


現在、シーズン1から3まで見ることができて、シーズン4の初回には、あのシャルロット・ゲンズブールが登場予定。他にもジャン・レノやダニー・ブーンなどもラインナップされてるので早く見たい!もともとTV局「France 2」で放送されていたので、やはりクオリティーが高い!


『ガールフレンズ・オブ・パリ』

興奮して長くなってしまったので、その他は手短に。
ずっと彼氏がいない独身のエルサとその女友達を描くロマンチックコメディ
『ガールフレンズ・オブ・パリ』は、とにかく気軽にサクサク見られるので
アメリカンなドラマに少し飽きた方におすすめ。パリのガールズたちがどんなことを考えているのか、自立することだったり、フランス人たちは"結婚”という形式についてはどういう向き合い方なのかを知ることができます。それに、ガールズたちのユーモア、ファッションもインテリアもかわいい、これぞ、パリ!!


『エルヴィラの嘘」

仕事に子育てに追われるワーキングマザー(エルヴィラ)が乳がんに罹患したという"うそ"からはじまるストーリー『エルヴィラの嘘」。5人家族だけど、まず両親が結婚というスタイルをとってない。子供たちの父は、浮気中。子供もジェンダーフリーだったりと、その構成が日本人にとっては、最初、「?」ってなるかも。でもそのへんのリアルな感じが今っぽいし、「母親」とか「女性」というくくりではない「エルヴィラ」という「個」として、社会とどう対峙するのか、(それは子どもたちも)気になるところ。ミステリーっぽい要素もにおわせてシーズン1が終わるので、まだまだこれからといったところ。

もともとは、フランス&ドイツ共同の放送局「Arte」で放送されていたので
(「Arte」といえば良質!)フランスでの評価は高く、先日もフランス版「ELLE」でこの『エルヴィラの嘘」の記事が掲載されていてコロナの影響で撮影中断したけど、対策をして再開したと書いてありました。気になる終わり方をしているのでこちらも早く続きが見たい!


まさか自宅でフランスのドラマが見られるなんて思っていなかったよ!
これで少しはわたしのパリ行きたい病もだましだまし。
フランス映画に詳しい人はたくさんいるけど、フランスドラマ評論家の座、今なら狙えるかしら?

最後に、日曜は、サッカー・UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦でPSGパリ・サンジェルマン対バイエルン・ミュンヘン。シャンゼリゼがまたすごいことになりそうね。以前、わたし、いつかの予選のフィーバーで、空港から市内に出れない事件があり、散々だったけど、心から嬉しさに溢れて騒ぐフランス人たち、いつもなんだか憎めないのよね。

bon week-end !!


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