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看護師ってどんな由来があるの?

看護師という職業は、当たり前のようにみなさん知っているかと思います。この資格の名前にはどんな由来があるのか調べてみました。

看護師は英語で言うと、”Nurse”ですよね。Nurseはラテン語の「養育する」という意味の言葉が語源だそうです。「世話をする、育てる」という意味もあり、看護師というのは、ただ看病するというだけでなく、時に患者さんへ生活指導をしたり、治療の説明をしたり、と多方面からサポートをしているのです。

”白衣の天使”のイメージから、看護師は女性がなる職業の色が強いですよね。実際に、全国で働いている看護師の男女比は1:9。圧倒的に女性の数が多いのは確かです。私の職場でも男性はほとんどいませんが、男性は部署によっては、半分やそれ以上を占めるところもあります。

もともと日本では看護師というのは男性の仕事でした。明治維新前は、病人は女性が看病していましたが、陸軍によって看護制度を整え看病人の育成が行われました。この教育をはじめに受けたのが男性兵士であったため、看護兵という名の男性の看護職が誕生したのです。

その後、ナイチンゲールによる看護教育が日本でも広まり、”看護婦”という名称が日本で付けられるようになりました。これにより、看護婦の資格は女性でなければならないという規則ができたのです。

男性も看護職に参入できるようになったのは、2001年。「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」へ改正されてからです。看護婦という女性看護職を指す名称から、教え導くという意味の”師”が語尾につき、男女区別がない看護師へ名称が変わりました。

男性看護師は年々増加しています。患者さんの体を支えたり、立ち上がらせたりするなど、力仕事も多いので、男性看護師の需要は高いです。看護師の職業病というと、腰痛です。腰痛は業務上の疾病で、6割も占めるそうです。私も腰痛に悩まされています。そんな女性社会である看護職の中に、男性の力が加わると、より一層看護の質が高まるでしょう。超高齢社会のさなか、男性の力は必須ともいえるのではないでしようか。



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