10代の頃から、いい声の人にとても敏感だった。

好きになる人も、顔よりも声重視。

嫌いだなと思う人はだいたい、声が嫌な人。

声は、私にとって、人を構成する要素として、顔やスタイルよりも重要。

というわけで昔から

声の演技のプロである声優さんたちを、尊敬し、憧れてきた。

先日本屋に行った時に、こんなキャンペーンを知った。

集英社文庫『ナツイチ2023』フェア。
その一環で、人気実力とも抜群の声優さん5人が、集英社文庫の作品を朗読してくれている。
私のような、声優さんたちにさほど詳しくない人間でも、「こ、これは！すごい豪華な人選だ！！！」と、びっくりしてしまう声優さんばかり。

素晴らしい朗読が、途中までならホームページ上で公開されている。
すごい！集英社さん、太っ腹すぎる！

朗読はこちらにアップされている。前編のみ。

この声優さん5人の中で、私が一番大好きな声優さん、梶裕貴さんの朗読。
代表作は、『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガー役。
ヘッダー画像の右のキャラクターがエレン。

私の大好きな梶さんは、これまた私が好きな谷川俊太郎さんの詩を朗読されている！
うれしすぎる！

声優は、様々な年齢や性格のキャラクターたちに文字通り命を吹き込むお仕事。
それぞれ、魅力的な声質を持っている声優さん。
競争も厳しい世界だろう。その中で抜きん出た声優でい続けるのは、表現力はもちろんだが、作品に対する広く深い読解力が不可欠だと思う。

上の朗読をぜひ、詩の一編だけでも聴いていただけたら。谷川俊太郎さんの詩が、梶裕貴さんの朗読で時間と空間を得て、宇宙として浮かび上がるのを体感できると思う。
これこそ、梶さんの読みの正確さ、表現の豊かさの力。

ちなみにヘッダー左のキャラクター、リヴァイ兵長は『進撃の巨人』の中でも屈指の人気キャラクター。(←すみません！画像は両方ともエレンです！教えてもらいました。でも、リヴァイ兵長が人気キャラクターなのは本当です。2023.9.8訂正)
もしも、あなたがリヴァイ兵長がどんなキャラクターか知りたいと思ったら、身近な進撃ファンに尋ねて欲しい。熱く語ってくれるだろうから。
リヴァイ兵長役の神谷浩史さんも、このキャンペーンで朗読している声優の一人。朗読は、

島本 理生
『あなたの愛人の名前は』より

「氷の夜に」前編

https://youtu.be/p9SF8bVSyrU?si=M5CWFTs8sjWJMBHJ

自分のペースでページをめくっていく読書ももちろん楽しいけれど、
誰かの声で作品を楽しむのも、また新しい発見があってよいものだ。

note界随一の読み手といえばこの方、
いぬいゆうたさん。

葵さん「春ピリカグランプリ２０２３」個人賞入賞作品も朗読していただきましたよ。
朗読で立ち上がる作品世界に、葵さん大感激。
また朗読してほしくて仕方ないようです。
ありがとうございます！

https://note.com/onandoff99/n/nebb5b9d6bbdf