Mな女装男子と一緒にアウトレットモールに行ってきた話

【登場人物】


好きなブランドは秘密。割とパリッとした感じの方が好き。
タイトスカート大好き。丈は膝上が好み。(エロいから)


女装男子
好きなブランドはsnidel、gelato piqué。
ふわふわ甘めの感じが好き。スカート丈はミニが一番好きらしい。





まだまだ肌寒い3月。
雨上がりの早朝。

いつものように、自宅近くのコンビニへ🐶を呼びだす。

今日は日本一大きな湖がある県の某アウトレットモールへ行って、
変態女装犬(※この呼び方が良いらしい)の全身コーデをしてあげる予定。

数日前からるんるんな犬。
遠出というのもあって自分ももちろん楽しみにしていた。
目的地のアウトレットまでは片道2〜3時間掛かる模様。
朝弱いので超眠たい。

そんな私の横で大声で歌いながら運転する上機嫌な犬。
うるさい。

度々叱る

歌う

叱る

歌う

運転中これの繰り返し。
普段コミュ障だったはずだけど、こういうのって関係ないのかな。

途中小腹が空いたので、
三重某所の某ファーストフード店に寄る。

「…………どこで食べるのご主人様(怒)」



あっ。

そうだった〜忘れてた。
この子自分の車で食べるの嫌がる人だった。

ちぇ。

そしてなぜかそばのコンビニの駐車場に車を停め、
後ろのバックドアを開けてトランクに腰掛ける半ピクニック状態で食事することに。なにこれ。

なんやかんや食べ終わって出発しようとした時、突然🐶がポケットからごそごそ何かを取り出した。
それは遠隔ローター。

「あ、そういえば...持ってきちゃったこれ」

どゆこと???

ていうか家で見たな、このローター。
大きさ10cmくらいある紫色のやつ...なにこのデザイン。

(よりよってめっちゃアダルトグッズ感主張してるやつ持ってくるじゃん...
昼間っからなんて物取り出してんのこの変態は。)


「...なんで持ってきたの???」


「..………なんか要るかなって思って!!」

いや要るかなって思ってって。

「いやあなたお尻にまだこんな大きいの入らないじゃん、そもそも」

「うん、まあそうなんだけど!
 持ってきちゃったの!!」

いやなんでそんなちょい照れながら怒り口調????

「まあいいや、とりあえずほら早く行かないと!駐車場混んじゃうから!ほら行くよ!」

「はーい!………ぶぅうん♪」


そしてしばらく車を走らせ、無事到着。
思ったより混んでなさそう。よかった。


「……待って、これめっちゃ目立つかもしんない」

と小さく喚きながら車を降りようとする犬。


そう。
今日の犬の格好は一見普通の男の格好だが、
下にブラをつけさせている。


外の服は黒のストレッチ素材のパーカーなので、ブラのラインは目立たない。

にもかかわらず、
自分で何故かショルダーバッグを身につけてきたので、胸元に食い込んでラインが出てる。まさに駄犬。圧倒的天然。

「ばかだなもう…まあでも大丈夫だよ、
 たぶん誰も見てないから(ニヤニヤ」

腹捩れそうになるくらい笑いながら
胸元を撫でる。

「わああん、どうしよ変態だって思われちゃう!!!!
 通報されちゃう!!」

「もーうるさいな…ほらこうやってやったら目立たないでしょ!!」

と言ってバッグの部分を前にして、斜め掛けさせる。

「…ほんとだ!これなら大丈夫かも!ご主人様頭良い!」

「はいはい、ほらもう行くよ!早くして!」

そしてやっとモール到着。
人はやはり多い。
まず自分の気になるブランドのショップへすぐさま入る私。
そしてその後ろをもじもじしながら着いてくる犬。


店内はもちろん女性ばっかりなので、

「ねーこれ可愛くない?どう?」

と犬に話しかけても、


「ん?うん…かわいいとおもうけど…?」

とよそよそしく言葉を返してくる。



………………めっちゃ面白い。



ので、わざと鏡の前に立たせて、

「ほらこれなんか似合うんじゃない??」

と言ってニヤニヤしながら、
犬の腰にスカートを当てて鏡を一緒に見てみる。



周りのおばさんやお姉さんがチラチラと見てくる。
一見カップルの戯れにしか見えてないと思うけど。

「か、かわい…ね…」

「ん〜こっちの方が可愛いかなぁ?」

と言って犬が好きそうな黒いレザーのミニスカートを手に取って、
犬の体に当てて鏡で見てみる。


「かわ、い…けど!」


周りの視線を感じたのか、
困惑した顔でこちらを見つめる犬。
ちょっと焦りつつ怒ってるようにも見える。

変態なので女装する時はついあそこが勃ってしまうと、
常日頃から犬自身が言ってたのを知っている私はニヤニヤが止まらない。


「…よし、ここは見終わったから次行こ次!」

と言ってそのショップを後にした。


「もう!!恥ずかしいでしょ!!!!」


と焦る様子でこちらに怒ってくる犬。
も〜〜〜可愛いかよ〜〜


ていうかどうせ半勃ちしそうになってたんだろうな〜
もう多目的トイレ連れ込んじゃおうかな。


なーんてね
という気持ちを抑えて気になるショップを何店舗か回り、
いよいよ犬のお目当てのお店へ。


ん?……若い女の子めっちゃいるけど大丈夫なのか?
と犬の方へ視線移すと、意外と普通に服見始めている。


なんで?自分の好きなブランドだと普通に見れるの何???

何やら真剣に一つ一つじっくり見ているようだ。

「あ、個人的にこういうの好きなんだよね〜サテン生地。似合いそう。」

「そうかなぁ?そう言うなら着てみたい!」

「下これ着たら良くない?
 編み上げ可愛いし、マーメイドスカート似合うと思う!」

「じゃあそれも!」

サイズがなかったので、気を遣って店員さんに私が話しかけてあげたのに、直接店員さんと会話し始める犬。


いやあんた話すんかい。


コーデし終わったのでお会計して女装用のお買い物終了。
るんるんな犬。ニヤニヤな私。


…といい時間なので小腹が空いてきた。

「ちょっと何か食べよ!」


そう言って犬の背中をぐいぐい押して気になったカフェに連行。
店内でクレープを食べて、カフェを後にする。


イベントスペースなんかをぐるぐる見たりなんかしつつ、
いよいよ自分のメインの目的である下着屋さんへ向かう。

「次どこ行くの〜??」

「ん?下着屋」

「…………下着屋…」

それを聞いて一瞬立ち止まってしまった。

アウトレットモールには下着屋は3ブランドくらいあった。
自分が好きなブランドは割りと王道な、
全体的に作りがしっかりしているブランド。

対して犬はそこよりもちょっと低価格めの、
より女の子っぽいデザインが特徴のブランドだった。

好きそうなブランドが別なので、
せっかくだし全部回ってみることにする。

まずは犬が好きなブランドへ。

店内の女性客はそんなにいなかった。
年齢層は若め。男と入ってきた自分に一瞬視線を感じるも、すぐに散った。
カップルに見えてるなら最近はそこまで違和感ないもんね。

素材はテロテロ生地なものが多そう。
レースもいっぱい付いてる。いかにも犬が好きそうなデザイン。
色もビビッドなものが多い。

入店してからの犬はまたもや少々もじもじモード。
ニヤニヤが止まらない私。

「ねぇねぇ、こういうの好きでしょ?」

腰回りにレースが施された下着を手にとって、
振り返り犬の顔の前まで持っていく。

「うん、可愛い、と思う…よ?」

予想通り照れながら困っているご様子。

もー「可愛い」じゃないでしょ。
君のことだから「エロぉ…」って思ってるでしょ。
なんならこれ着てる自分想像しちゃって、股間反応しちゃいそうでしょ。
そうなんでしょ?変態め。

あー今日女装させてれば試着室連れ込めたのにな。
…いや流石に無理ですね。わかってます。
私も変態なんでした。

「じゃあどんなのがいいの?好きそうなの選んで見せてよ」

「えー…これとか?」

そう言って手に取ったのは、
腰回りがリボンのデザインの淡めのピンクのパンツ。

「へえ〜、こういうのがいいんだ?可愛いね」

学生の頃とかこういうデザイン好きだったな、とか考えながら眺めつつ
そのパンツをこっそり犬の股間の前に持っていき合わせてみる。
近くには客もいる。

「似合うかな…?」

ボソボソと恥ずかしそうに聞く犬。

「うん、いんじゃない?ネットになら大きいサイズあるかもね」

流石に直接買うのは恥ずかしそうだったので、
このくらいにしておこ。
見終わったので、次のお店へ。


次のお店はあんまりいいデザインがなかったのと、
女性客がいなかったのでサクッと済ませその場を後に。
いよいよ私の好きなブランドのお店へ。

入るとざっと15人くらいは女性客がいた。
よしよし、いいね!
自分の買い物もしたかったので、
普通に気になる下着を手に取ってみつつ、
距離を取って放置してみたり、いきなり話しかけてみたり。

と、店の端のコーナーに移動して背後に回り込んでみる。

スッと背中に手を忍ばせ、
片手でバツンと服の上からブラのホックを外してみた。
(実際に音はしてないけど笑)

「!??」


その瞬間、バッとこっちに振り返り私を見る犬。

「えへ♡」


「…ちょっと何してんの!」


聞き取れないくらい小さな声で訴えかけてくる。


「いいの?変な動きしてたらみんなにバレちゃうよ?」


同じく小さな声でそう返すと、姿勢を正す犬。
さっきより私の傍にくっついてくるようになってしまった。


きゃは〜〜〜〜〜〜♡
めっちゃおもしろい。何これウケる。
何さっきの顔めっちゃ良かったぁあ♡♡
ていうか本当に興奮する。
ニヤニヤ止まらなすぎて私の方が不審だわこれ。


「ねぇ、これ買って?」


そう言って私が差し出したのはボルドーのノンワイヤーブラ。


「えっ、俺が買うの?」


「約束でしょうが」


「あ、はい…」


日頃犬に自分の下着を与えていたため、
手持ちが無くなっていたので新しい下着を買ってもらう約束をしていたのだ。

その後、一緒にレジの列に並んで購入させ、お買い物終了。


「わーい、ありがと!」


「それよりホック!付け直して!」


モール内には人がたくさん居るので、
視線を気にしているのか退店するなり私に焦りながら訴えてきた。


「あ、そうだった。忘れてた!あは」


「忘れてたの!!!」


「はいはい、行きますよ〜」


そう言ってトイレの方向へ手を引っ張っていった。

トイレの手前にベンチがあったのでそこへ座り、背中を向かせる。
自分の身体とぴったり合わせているので、
はたから見たらちょっとイチャイチャしてるように見えてるかもしれない。

腰からパーカーに手を入れ、ホックを探し手を這わせる。
ブラの端と端を引っ張り、ホックを付け直した。

「ほい、できた」

「あ、ありがとうございます」


はぁ〜面白かった!
というかめっちゃ興奮し過ぎてなんか抑えられなくなってきた。


「よし、帰ろっか!」


さんむいので2人ともそそくさと早歩きで駐車場へ。


そして車へ乗り込み、荷物を置こうと後部座席のドアを開ける私。
運転の準備をしようとする犬。

「ねえ…ちょっと後ろ来て」

「え」


少々戸惑いつつ素直に後部座席に移る犬。

そんな犬をすぐさま車の端に
ぐいぐい追いやっていきなりちゅーする私。
と思いきや犬の着ているパーカーの下から手を入れて、ブラに手をかける。

犬の口から口を離して、
眼を見つめながら興奮気味に問いかけてみる。

「ねぇ、さっきお店でブラのホック外された時どうだった?」

「え…どうって」

「興奮、した?」

親指の腹で犬の唇をさわさわしながら、続ける。

「…しました」

同じ目線の高さにいるはずなのに、上目遣いな犬の目。


「…かーわい♡」

そう言って
パーカーの下でブラを剥いて乳首を触る。

「ぁ…っ」

左手を下半身に移動させ、ジーパンに手をかける。

「あーあ、勃っちゃったね」

「ごめんなさい……」

厚いゴワゴワのジーパンの上から手でさわさわ。

陽が落ちてきてたし、
車は駐車場の端の方に停めてあったので人はなかなか来ない。

「どうしよ、わんわん可愛いから我慢できなくなっちゃったな…」

「え……」

「舌出して」

「…はい」

そこから30分くらいは身体のあちこち触りながらべろちゅーしてた。


「はぁ…やばい、キリないやこれ」



気がつくとすっかり陽が落ちてしまったので
今回はこれで終了。

その後は急いでお家に帰りました。




アウトレットモール編 おしまい!


(※このシリーズあと何個か続きます)

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