わたしにとって読書とは、心を豊かにしてくれるものなのかもしれない

他のことを気にすることなく、読書に没頭できる時間は、この上なく幸せな時間だ。

ここ数年はもっぱら電子書籍派のわたし。本は基本的にはkindleで購入してスマホの画面で読むのがいつものわたしの読書スタイル。
そんな感じなのだけれど、先日、ふいに図書館で目に留まった本があったので、思わず借りてきてしまった。それも2冊。図書館ではいつも娘ちゃんの絵本を借りるだけなので、自分の読みたい本を借りたのはとっても久しぶり。しかも、「この本が読みたい!」ってお目当ての本を借りたわけではなく、なんとなく通ってみた書棚でなんとなく目についてなんとなく読んでみたいなぁと手に取った本。

久しぶりの、電子書籍じゃない紙の本。図書館の本よろしく、年季の入ったページをめくる。新品の本よりも、今まで何人もの人に触れられ、何度もページをめくられた本の方が、めくりやすくて好きだったりする。

娘ちゃんのお昼寝の時間は、わたしの束の間の自由時間。夕飯の準備とか、離乳食の作り置きとか、洗濯物を畳むとか、やりたいことは山のようにあるのだけれど、たまには自分のためだけの時間にするのも悪くないなぁと思って、今日は読書に充てた。

最近はずっと隙間時間にスマホの小さな画面を見ながら読んでいた本。でも、今日は(娘ちゃんがお昼寝している時間に限ってだけど)、思いのまま、終わりの時間を気にすることなく、隙間時間なんて意識をすることなく、本を読めた。

部屋の壁にもたれながら、1ページ1ページめくっていく。そういえば、小学生の時の長期休み、両親も家におらず、友達と遊ぶ約束もしておらず、手持ち無沙汰な午後のひととき。こんな風に実家の窓辺にもたれかかって何冊も本を読んだことを思い出した。

あの時の感覚と同じだった。小学生の時の、目の前の本にだけ集中できる時間。周りのものは一切目に入らず、本の世界に入り込むような感覚。

束の間だったけれど、とっても良い時間の使い方をしたなぁと思った。

やるべきことや、やらなければならないこと、今のうちにやっておいた方が良いことなんかは、たくさんたくさんある。でも、そういうものばかりをこなしていると、"特に生活やキャリアに役に立つわけではないけれど、自分の心を豊かにしてくれるもの"の存在を後回しにしてしまうことが少なくない。

今日は"自分の心を豊かにしてくれるもの"に対して、しっかり時間を使えたので、とっても満足だ。読書以外は、いたって平凡な普通の1日だったけれど、それでも良い1日だったなぁと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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