少し前のことです。同期の友人Ｋ美から、

「新しい仕事が決まりました。仕事は事務で制服があります」

こんなグループLINEが届いた。
私はすぐさま「制服ウケル。画像4649」と返した。

「いやマジで全然似合ってなくて、むしろ気持ち悪いから無理」

そう返ってきたのでＫ美の制服姿は見られずに終わった。
その後、Ｋ美はアパレルに転職している。

そう、私のようなアラフィフの人ならわかると思うが、ひと昔前は会社に勤める女性はＯＬ（オフィスレディの略）と呼ばれ、ＯＬには制服があったのだ。ショムニというドラマを想像して貰えればいい。昔は江角マキコで少し前は本田翼ちゃんが出てたドラマ。シャツにタイトスカート、上はベストを着た感じ。

この制服、私も新入社員の頃とその後何回か転職した後にも着てたけど、

それはそれは似合ってなかった

もうさ、女性社員全員集めて「制服似合ってない選手権」やったら第一位になるくらい似合ってなかったわ。まぁ、かつて私のファンを公言していた男性社員からは「平山似合うよ、グヘヘ」と言われたことはあったけど…
それにしても似合ってなかったわ。同期にも言われたし、先輩の女性社員男性社員にも言われたし、それこそ上司のクソジジイにも言われたわ。「平山さん、制服似合ってないね」って、うるせーよ。

（ちなみに全然関係無いけど、似合わないくせに制服プレイはやったことあったけどねｗ）

そんなあまりにも似合わない制服だったものだから、私も嫌悪感が走っちゃってね。ストッキングの代わりに網タイツとかはいて、完全に迷走してたわ。そのうち世間では柄タイツブームなるものがやってきて、例の「グヘヘ男」が物凄いエロ柄の網タイツをホワイトデーにくれたもんだから、サービス精神大盛の私はしっかり制服の下にはいてあげたわ。（ちなみに「グヘヘ男」はただの飲み友達で、決してプレイの相手ではございませんw）

ちょっと前置きが長くなっちゃったけど、会社の事務員の制服って意味無かったよなーと今更ながらに思います。
受付や接客業とかなら企業イメージを統一するということでわからなくもないけど、オフィスを一歩も出ないような事務員には必要ないだろ、ってずっと思ってました。特に私は似合ってなかったからすっごく嫌だった。

そして、未だに制服を着ている事務員を見ると（郵○局とか）、「ウエストきつそうだな」って思います。会社の制服ってオバサン用に作ってないから、中年になるとウエストとお尻がパツンパツンになっちゃうんですよね。そんな女性を見ると「もう制服はやめてあげてよ」って心から思うわ。

まぁ、そんな私も転職を繰り返して、25歳の時に勤めた会社でようやく制服の呪縛から逃れることが出来たわ。
しかしながら私って、所謂「オフィスカジュアル」的な服があまり好きではなくて、全く会社に似つかわしくない服ばかり着ていってたの。上下ダボダボのラッパーみたいな格好で行ったり、ショーパンにカラータイツのパンク系とか、フリル大好きクラシック系とか、お堅いメーカーだったけど自由な社風だったから服装は何でもありだったのよね。

ちゃんと仕事をすれば服装は関係ない

私の理想とする、オフィスを1歩も出ない接客もしないなら服なんて何でもいいでしょ的な、素晴らしい会社だったわ。

そのうち全般的に会社では女子事務員の制服は衰退の域を辿り、男性はクールビズも出来て、足元はスニーカーとかでもＯＫになりましたよね。本当にいい時代になったと思います。

＊

現在、私は印刷屋さんの奥さんの仕事をしていますが毎日好きな服を着ています。
接客業も兼ねてるから、そこそこ服装には気を使っていますが、所謂「オフィスカジュアル」ではありません。どちらかと言うと、少々奇抜な格好にしています。

お客さんとしてはダサい人にデザインを頼みたくない

時にはラッパー風のダボダボ服だったり、時にはフリフリのシャツを着たり、時にはメルヘンなワンピースを着ています。

ちょっと変なオバスン

と思われたら儲けもんです。
ちょっと変な人の方が、他とは違った良いものが出来そうだと思いませんか？

ハッタリでもいい。私が作っているわけじゃないけど、自信満々でいかにもデザイナー風に装っていた方が客ウケはいい。
そんなわけで、私は毎日好きな服を着て気分よく仕事をしています。

しかしながら、夫からは

「ちょっとまた服買ったの？」

と指摘を受けますが、「ダサいと仕事にならないのよ。私は戦闘服を着てるだけ。必要経費必要経費」と言い訳してますw

今は自分の服にあまりお金をかけられないから、ラフォーレやルミネで買うことは無くなったけど、昔と違って安価でもオシャレな服は沢山あるからいいですよね。繰り返し申し上げますが、本当にいい時代になったなーと思います。

というわけで、以上、本日はユニクロ産のマダム風黒のニットワンピース姿のAYAがお届けしました。

ごめんあそばせ～