ゆりぽえむ:先輩と後輩

先輩と後輩のゆりはステキ。


入学して間もない後輩を手取り足取り教えている先輩。

後輩がだんだんと先輩になついていく様子が目に浮かぶ。

それでお礼とかしたくなってクッキーとか作ってくるんでしょ。

慣れないものだから、ちょっと焦がしたり形がいびつだったりするけど。

うまく作れなくてごめんなさいって涙目になるんでしょ。

それでも何もなかったのように美味しいよって先輩食べてあげるんでしょ。

お砂糖みたいに甘々なのが最高。


ズボラな先輩をカバーするまじめ系後輩。

本当は実力のある先輩なのに、全然本気出してない。

イライラしながら、それでもぴったりついてくる。

私がいないと。

私が見てないと。

この人絶対どっかとんでいく。

しまった、階段を踏み外した。まずい落ちる。

がしっ。

先輩に腕を掴まれた。

「私についてくるなら、しっかりしなよ。」

不敵な笑みを浮かべる先輩。

こんなときだけずるいんだから。


幼なじみだけど学校では先輩後輩。

本当はちゃん付けで呼びたいのに、みんなの前では呼べない後輩。

それを察して屋上にこっそり連れて行く先輩。

ここなら誰も見てないよ。

こっそり耳打ち。

ちょっと赤くなって、いつもみたいにちゃん付け。

先輩ちょっと笑って、いつもみたいにちゃん付け。

おかしくなっておでこコツンすればいい。


どれもときめく。

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