イギリスに短期留学していた時のことを航海日記と称して記録に残しています。

前回はこちら。

留学中も含め、帰国後１２月はほぼ毎日更新していた航海日記ですが、今回で一旦最終回となります。

最後は留学の振り返り、行って良かったと感じたことについて書こうと思います。

１.自身の成長

まず最初は人間的な面でも自分自身が成長できたと感じることができたことです。

留学中、文化の違いで悩むこともありました。

特に悩んだのは人間関係。

この記事に書いていた悩みというのがそれでした。振り返ると行って早々悩まされていましたね。

でも、日本で悩むそれと比べて元々国や文化の違いがあるからと割り切ることもできましたし、自分の意見を伝えて自然と離れることもできました。

日本で同じことができるかは分からないけれど、自分にとっては大きな進歩だと思います。

また、アフリカ人のクラスメイトに「花南は大人しくてシャイだよね」とよく言われていました。

最初はネガティブなことを言われているようで嫌でしょうがなかったです。

自分の中では進歩しているつもりなのに、その言葉で振り出しに戻ってしまう気がして。

でも、途中から、

「This is me.」
(これが私だし)

と思えるようになりました。

この日記にも書きましたが、日本にいるといつも他人の目が気になっていました。そのことに、イギリスに来て気づいたんです。だって今まではそれが普通だったから。

最低限のマナーは忘れないけど、他人のことは気にせず皆んな自分の好きなように過ごしている。

そんなイギリスにいる人々を見て、「こうしなきゃ」じゃなくて「こうしたい」ほうを選んでもいいんじゃない？とだんだん思えてきました。

だから、今は大人しくてシャイな私を認めてあげよう、と。

こんな考え方ができるようになったのは、自分の中では大きな成長です。

まぁ日本に帰国したらやはり多少は他人の目は気になるんですけどね。これとどう向き合っていくかが今後の課題です。

２.英語力の向上

これが一番嬉しかったですね。

たった数ヶ月。されど数ヶ月。
やはり学んでいる言語の環境に身を置くのが一番の勉強法だと思います。

留学に行ったことで、私は英語が好きなのだと改めて気づかされました。

上手く話せなくてもどかしく感じることもありました。でも、この日記で書いた英語で英語を学ぶという感覚が面白くて楽しかったです。

今の英語の教育がどうなっているのかは分かりませんが、私が学校で学んだのは受験のための英語。「これってそういう感覚で使う表現だったんだ！」と思うことがたくさんありました。使える英語を学ぶためにはネイティブに教わるのが一番ですね。

留学期間で最も伸びたと思うのがリスニング。
最初は分からない部分が多かった語学学校の先生たちの英語も、最後のほうにはほとんど聞き取れるようになりました。
速かったりアクセントの強い英語はまだ難しいですが。

スピーキングも以前よりは話せるようになった気がしますが、まだまだ満足できるレベルではありません。あと３か月くらい留学していたらもう少し話せるようになっていたかもです。これは心残りのひとつでした。

この日記に書いたように、日本で勉強を続けるのはかなりの努力が必要ですが、諦めずに学び続けるつもりです。

３.視野が広がった

前回の日記でも少し書いたのですが、日本という一つの国だけで生活していると視野が狭くなる気がしていました。
何となくそれが嫌で。それがきっかけで外国で短期間だけでも生活してみようと思うようになりました。英語も好きでイギリスにはずっと憧れていてお金も多少は貯められたので、色んな条件が揃って短期留学することを決めた経緯があります。

結果、自分の生活している国について見直す良いきっかけになりました。

一番最初の「自身の成長」でも書いたように、日本では他人の目をかなり気にして生きています。たぶん、私の周りにも同じように感じている人は多いはずです。
それが普通じゃない世の中になれば、もっと楽に生きれる人もいるのでは？と思ったり。

もちろん日本にも良いところにもたくさん気づくことができました。特に日本食は私のなかでは世界一です。

さらに色んな国の人と出会って話をして様々な生き方や考え方を聞いて、「こんな生き方や考え方もあるのか」とかなり視野が広がりました。

この広がった視野を上手く自分の中に落とし込んで、今後の人生に生かしていきたいです。

最後に

今回のイギリスへの短期留学は私の人生の上でもかなり貴重な経験になりました。

たった数ヶ月だけでしたが、まるで数年分の経験をしたかのようです。

行く前も不安があり留学中も大変なこともあったけれど、心の底から行けて本当に良かったです。

今回で航海日記は最終回としていますが、次回はおまけとしてあとがきを書くつもりです。

航海日記はマガジンとしてまとめてあります。よろしければご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ぜひ次回のあとがきまで読んでいただけたら嬉しいです。