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平和のためのスペースをつくる/イスラエル人歴史学者ハラリ氏の言葉

こんにちは!
今日は世界的なベストセラー“サピエンス全史"などの著者であり、歴史学者のハラリさんのインタビューについて書いていこうと思います。

ハラリさんは、イスラエルの方で
先日たまたまTVでハラリさんがインタビューに応えているのをみて。
とても心に響いたので、自分のためにも残します。
私がその時、見ながらメモした範囲なので、
細かい言い回しなどは違うかと思います。
全体を知りたい方や、正確な言い回しについては調べていただけると幸いです。

そして、今このnoteを読める環境にある私たちが
自分ごととしてハラリさんの言葉を受け取り、なにか考えるキッカケになったらいいなぁと願っています。



"憎しみの種を植え付けた"ハマスによる攻撃

ハラリさんは今回のハマスによる攻撃の、一番の問題についてこう述べています。

過去の傷を癒す代わりに、過去の傷を利用して
さらなる傷を与えることを正当化している。

未来に目を向けて、平和のための方法を見つける必要がある。
今の時点ではほぼ不可能に思えるが、長い目で見れば不可能ではないかも知れない。
(ドイツとユダヤ人の例をあげていました)


「絶対的な正義」を探し求める人は、必然的に争いに導かれる

ハラリさんご自身を含め、いまこの戦争に巻き込まれている人たちは、客観的になることが難しいと言います。
だからこそ、未来を左右するのは第三者の言動だと。
まず、色々な異なる視点、立場の人の言葉を聞いてほしいと。(信用できる情報かどうかは気をつけて)

その上で被害者と加害者という二択で考えがちだけれど、歴史において見ると、被害者と加害者が同じであることがほとんどである。
どちらかが絶対的な正義で、どちらかが絶対的な悪だと思い込まず、結論を急がないで。

頭に浮かぶ考えはコントロールできないけれど、
口から発することはコントロールできる。
思考と口の間に壁をつくる。なにを口にするか、書くか、は責任を持つ必要がある。


平和のためにのスペースをつくる

そして最後にハラリさんが語ったこのスペースについてが、私が最も心に突き刺さった言葉です。

日本としてできることは、政治力や経済、文化の力で紛争の悪化やエスカレーションを防ぐことと。
そして支援物資を送ること。

一番重要なのは平和のためのスペースを持つこと。
"苦痛の海"に浸かりきりの私たちでは、今心に持つことができない平和な空間を、あなたたちに捧げます。
だから、皆さんで使ってください。いつか、私たちがその平和のスペースに暮らすことになりますから。




この最後の言葉、どう受け止めますか?

ご本人もまさしく苦痛の海に浸かりきりの状態で、
この言葉が出てくることに、ハラリさんの歴史学者としての、そして人としての奥深さを感じます。

私たちは、今まさに争いに巻き込まれている方が
過ごすはずだった平和な空間、時間を
捧げてもらっている。この空間、時間をどう使うのか。

日本では、なにか災害がどこかで起きると
日本中が自粛モードになり、旅行とか楽しんでいる人がいると「今まさに大変な思いをしている人がいるのに、不謹慎だ!」と非難されやすいですよね。。

いや、その気持ちもわかります。
というか、私が大変な思いをしていたとしたら
そう思ってしまうかも知れない。

だから、これもどの意見が正義で
どの意見が悪という視点じゃなく読んでいただきたいのですが、

ハラリさんの言葉を私なりに解釈すると、
私にも当たり前に来ると思っていた平穏な1日を、
あなたたちに捧げるから、どうかこの1日を大切に過ごしてね。

あなたたちが大切に過ごし、愛で溢れたその日常に、私たちが戻ってくるまで、どうかその平和な空間を保っていてね。

と言うことなのかな。

だったら、私たちができることは
必要な支援物資を送ったり、祈ったり
できる事をやりつつ
自分の人生を今日も幸せに生きる事。

わたしたちが目の前の人たちと、
幸せを増幅させ、憎しみの連鎖を少しでも断ち切り
善悪の二元論で戦わず、
平和に向けて歩み寄る事。理解しようと努力すること。

私はそんな風にハラリさんのメッセージを受け取りました。
みなさんは、どのように受け取りましたか?


そしてハラリさん、大切なメッセージをありがとうございます!!

目を通してくださりありがとうございます!いただいたサポートは、セルフハピネスな活動や発信のために活用させて頂きます⭐︎