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乳がんになった私 #68「3度目の胸部MRI」

10月25日、胸部のMRI検査。

3月に乳がんかどうかを調べるために検査し、7月にEC療法の効果を見るために検査し(がんが広がってしまっていた)、今回は3度目。術前の抗HER2療法が、効いたかどうか。

造影剤を使っての検査のため、点滴の針を挿す。

点滴に繋がれ、自分の順番が来るのを待っていると、針を刺された箇所がなんだかかゆくなってきた。見ると、皮膚が少し赤く腫れているような気がした。

看護師さんに伝えて見てもらったのだが、大丈夫だろう、と。

しばらくすると、今度は針を刺した箇所から点滴の液が漏れてきた。

再び看護師さんに伝えると、固定してあったテープを剥がし、針と管の接続部分をキュッと締め直し、大丈夫だと思うからこのままで、と…。

なんだか少し不安な気持ちを抱きつつ、自分の番になり検査台に上がってうつ伏せになった。

検査が始まる直前、点滴の針がきちんと血管に入っているかをチェックされる。

技師さん「あれ…針、入ってないね。痛くなかったですか?」

私「や、なんかかゆくて、さっき見てもらったんですけど…」

結局、検査台でうつ伏せのまま針を刺し直すことになり、時間がかかった。

やっぱりなあ…そんな気がしたんだよなあ…と思いつつ、つくづく判断が難しいと思った。痛みや違和感、感覚って自分だけのものだし、どのくらい痛かったら異常なのか、そりゃあ針を刺してるんだから多少の違和感はあるだろうし、伝えるレベルなのかどうなのか…と、抗がん剤の点滴を何度も受けていて思っていた。(特に抗がん剤は漏れたら大変だから過敏になってしまう) 


来週、CTとマンモグラフィ、そして検査結果を聞き、術式を決める。


この頃、毎日noteを更新していた。

乳がん発覚当初を振り返って書いていると、当時のことを思い出してまた泣けてきたりもした。内田の涙、母の涙、父の言葉、病院で先生に言われた言葉…。

常に手足の痺れが痛くて辛くてストレスを感じる毎日だが、noteを書くことで救われている自分がいた。

(#69へ続く)
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