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【番外編】2023年

2023年が終わる。

今年はなんと言っても…


乳がんになった!

それに尽きる。


3月頭にしこりに気付く。

3月末、乳がん確定。

4月にライブを2本終え、乳がんを公表。

治療開始前に妊孕性温存療法、卵子凍結。

5月頭から抗がん剤治療開始。

8月26日、楽曲リリース&結婚。

10月中旬、術前の抗がん剤治療終了。

10月21日、noteを始める。

11月19日、36歳になる。

11月30日、右胸全摘、右腋リンパ節の手術。

12月31日、術後1ヶ月、大晦日の現在。


ざっと書いたが、この間に曲を3曲リリースすることができたし (リミックス、リアレンジ含め)、イベントに2本出演しライブをすることもできたし、ライブ映像の撮影や生配信、他にも色々とバンドの活動ができた。


ただ、もっとできると思っていた。

もっとやりたいと思っていた。

やっぱり治療を進めてみなければ分からなかった。

もどかしさや悔しさも感じた。


だけど、乳がんになって得たものは大きい。

知らないことをたくさん知ることができた。乳がんについて、治療について、自分の身体について。そして、当たり前だが乳がんになったから病院の先生や看護師さん、医療スタッフの方々に出会えた。病院での人との出会い、コミュニケーションも、私の心を豊かにした。

そして、パートナーや家族からたくさんの愛をもらった。

友人、知人、お世話になっている方々からたくさんのパワーをもらった。

バンドを応援してくれている皆さん、音楽を受け取ってくれる皆さん、ファンのみんなの存在に救われた。


そう思うと、とても幸せな2023年だった。

やっぱり私は幸せ者だ!


手術を終えた身体で年を越せるのはなんだかキリが良い気がする。

そして年が明けて早々にまた新しい治療が始まる。ここから9ヶ月。

順調にいけば2024年の9月に治療が終了するということだ。

長いようで、きっとあっという間なんだろうな。

この9ヶ月間も、もちろん進んでみなければ分からないけど、引き続き音楽をしたい、知らなかったことを知りたい、色んな感情を味わい尽くしたい。


そしてこれも言っておきたい。

乳がんが発覚したのは今年2023年だが、もっと前から私の体の中にはがんがあったのかもしれない。度々セルフチェックはしていたけど、乳がん検診には一度も行ったことがなかった。検診は40代からでいいと思っていた。

私が乳がんになり発信を始めたことで、20代や30代の友人知人から「初めて乳がん検診を受けに行ってみる!」と連絡をもらえることがある。発信をしていて良かった、と心から思えた。

これは何度も言いたいが、私は乳がんが発覚した時に「まさか自分が」とは思わなかった。それは、乳がんが他人事だとは思っていなかったから。

いざ乳がんになった時にどう思うかは人それぞれだと思うが、日本人女性9人に1人が乳がんになる時代、他人事ではいられない。

早期発見が本当に大切。

がん=死、とは限らない。


とは言え、私も発覚してからはずっとがんの進行や転移に怯えていたし、もちろん今も不安がないわけではないけど、


生きる気は満々。


誰もがいつか必ず死ぬ。

今後もいつ何が起こるか分からない。


だからこそ、2024年も人生を思い切り味わって生きようと思う。


あ、あと最後にもうひとつ。

noteを始めて良かった!

決意をもって書き始めて良かった!

読んでくれてありがとう。まだ続きます。

来年もよろしく✌︎

術後1ヶ月、右手の可動域80%くらいになった✌︎

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