乳がんになった私 #50「2回目の分子標的薬」
抗HER2療法、スケジュールのおさらい。
▪︎8月2日 パージェタ+ハーセプチン+パクリタキセル ※入院
▪︎8月9日 パクリタキセル
▪︎8月16日 パクリタキセル
▪︎8月23日 パージェタ+ハーセプチン+パクリタキセル (今回これ!)
HER2陽性乳がんに効果的な分子標的薬、パージェタとハーセプチンは3週間に1回なので、私はこの薬の投与がとにかく待ち遠しかった。
というわけで8月23日、病院へ。
採血からの、診察。
先生に、胸の赤みや発疹がおさまってきたこと、そしてしこり部分が柔らかくなってきたことを伝えた。先生は、きっと初回の分子標的薬の効果が出ているのだろうと言った。今日は2回目。もっともっと効いてくれ。
診察を終え、点滴を受けに外来治療センターへ。
これまで書いてこなかったが、実はこの治療になってから、点滴後はとてつもなく眠たくなってしまう。そして身体がふわふわとする。
点滴の前に5錠も飲むアレルギーの薬が眠気を催すらしい。花粉症や鼻炎の薬で眠たくなるものがあるが、そのもっと強いバージョンと言ったところか。
そして、毎週投与するパクリタキセルには、なんとアルコールが含まれている。なので当日の車の運転は禁止されている。お酒が弱い人なら投与後は完全に酔っ払い状態だろう。私も体がふわふわするのはきっとアルコールのせいだ。
乳がんが発覚してから自主的に禁酒しているのに、薬にアルコールが入っているなんて…!と思ったが、もちろん成分として必要だから入っているのだろう。
この日も点滴を終え、やはり眠くて眠くて仕方がなく、帰宅してから少し寝てしまった。
眠い時は寝ればいいし、身体が辛い時は休めばいい。
私は乳がんの治療中。無理はしないことが大事。
そう自分に言い聞かす。
(#51へ続く)
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