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小説の没頭体験侮りがたし_そして、4/10の日記

今日は一冊の小説を読んだ。彩瀬まるさんの「あのひとは蜘蛛を潰せない」。林檎ちゃんが帯を書いていて目に留まった小説。以前にも「骨を彩る」という作品を読んでいて、好きだなと思っていた作家さん。

なんてたってお名前に彩乃の彩が付いている!(単純)少し前に買っておいた小説だったが、2〜3時間かけてじっくり読んだ。以前はカフェとかでやっていて没頭小説読書タイム。これが家でやってもみてもなかなか良いものだった。

映画やドラマだと視界に別のものが入るし、ちょっと手元のスマホを気にしてしまう。でも、小説を両手に持っていたらそれしか出来ない。すごく体験がアナログ。そして視界にもページしか入ってこない。まさに没頭。

自分にも共通する部分を探して人は没頭するのかな、結末を予測してその答合わせのために集中しちゃうのかな。本の内容は28歳の母親と暮らすドラッグストアの店長をしている女性の話。ジワジワとくる。登場人物も後からジワジワと効いてくる。

失敗したくなくて自信がなかった頃の自分
初めて彼氏ができたときの不安で仕方ない自分
親との距離の取り方に苦戦した頃の自分

そういうわたしに久しぶりに再会するような気持ちになった。

あっという間に時間が過ぎた。途中、猫に邪魔されたり、おやつタイムを入れたりしたものの、読み進めると気になってどんどん進んでしまう。

そのあとパソコンを開いたら、情報量の多さに目眩がした。

わっと流れ込んでくる情報、今日の出来事、豊かなおうち時間報告。これに日々晒されたらそれこそ疲弊して、自分を守るために鈍してしまうだろうな。

誰かに会えないからこそ、わたし自身もパソコンに向かっている時間が増えたけれど、デジタルデトックスのように、ちょっとパソコンやスマホから離れて、読書や、庭いじりや、手の込んだ料理とか、その時それしか出来ないっていう没頭体験をすると意外と心がシンと落ち着いて、リフレッシュするよ。

※この文章は、単品で100円で買えます。300円でマガジンを購入すると、1ヶ月30本くらい読めるので1本10円です。そちらがお得です。 思いついたこと、デートで行った場所、言われたセリフ、今日作って食べたもの、観た映画の感想、今日の猫写真など、ザクっとnote版のストーリーとしてお楽しみください。始めた理由はこちらにも書いてます。

残りは日記だよん。

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