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自分の子供の頃からの変化ってどう計る? スラムダンクで計る!

矢内綾乃@リケジョ社長です。

私は、漫画 SLAM DUNK が大好きです。

学生の時に、空前のヒットになった記憶は鮮明です。
世代を超えて読んだことがある人も多いので、共通の話題で盛り上がりやすいのも嬉しいことです。

あなたは、どのキャラクターが好きですか?
年齢を重ねながら、過渡期過渡期で漫画喫茶で一気読みをしているのですが、その時の自分の成長や状況によって、読んだ時に響くキャラクターが変わったことを実感します。

久しぶりに読んでみたら、昔と全然違う感慨が湧いた、という方もいるのではないでしょうか。


小学校時代=流川


わかりやすいヒーローキャラ。なんでもできて、クールで、かっこいいです。女の子なら、キャーキャー言わずにはいられません。
共感するというよりは、ただただ憧れるにふさわしいキャラクターです。


中学校時代=みっちー


やんちゃで反抗ばかりしていた時期。本当は一生懸命になりたかったり、友達と仲良くしたかったりするくせに、素直になれずにいきがってしまったり。
みっちーの、「先生、バスケがしたいです。」のシーンで、一緒に泣いたあの日が懐かしいです。


大学時代〜会社員時代=宮城リョータ


大学時代は、地元を離れ、見知らぬところでコミニュティを作る時期です。これまでの自分を知っている人はいません。
また、協調性や自分のできる・できない分野もわかってきて、おちゃらけたり、地味なところでも頑張ってアシストしたり、自分的に涙ぐましい努力をしているときは、宮城りょーちんのキャラクターが沁み渡ります。


独立して、仲間づくり・チームビルディングをしている時代=桜木


山王戦の、桜木から流川へのパスに、むせび泣いたものです。
強くなりたい!負けたくない!自分の力を試したい!そんな独りよがりの目的から、「チームで勝つ」という目的へと成長するシーンです。
ちょうど、仕事上のチームメイトと小競り合いをしていた時期で、なかなか成果が出ませんでした。
煮詰まった時に、漫画喫茶でSLAM DUNKを一気よみし、このシーンで「私も仕事仲間にパスしよう!」と決意したのです。
自分だって正しい!という想いを手放して、周りの人に役割を譲ったり、心から賞賛を送るようになると、人間関係が劇的に改善し、その頃の業績が1年で4倍伸びするという結果に至ったきっかけです。


チームのマネジャー時期=赤木・魚住


組織のリーダーの指示の元で、自分なりに頑張るステージから、100人以上のチームを統括するようになると、SLAM DUNKの中でも、赤木と魚住に学ぶところがとてもありました。
特に、魚住がコートサイドで割烹着をきて、包丁で大根のつまを作りながら、「つまになれ!」というメッセージを赤木に送るシーンは学びがたくさんでした。早速、仕事上¥に活用し、自分がいつでもでしゃばるのをやめて、それぞれの能力が活かさせるように全体を見て、役割を統制するようになり、店舗の立ち上げにとても活きました。


安西監督


リーダーを率いるリーダーとして、白髪鬼と言われた安西監督は、今は「フォッフォッフォッ」と穏やかになっています。
若く、揺らぎやすい選手たちが、バスケが好きになるように、かつ基礎基本が身につくように、関わります。
私自身、若い時に経営を軌道に乗せるときは、目くじらを立ててやっていたところもあると思います。
ですが今は、経営が好きになるように、序盤で諦めないように、基礎基本を身について、ここぞという時に突き抜けた経営者になれるように、一人一人を大切にしています。
とてもとても安西先生が好きです。

気になる人谷沢


そして、心に残る存在が、アメリカで亡くなった谷沢の存在です。
私自身、経営をしていると、「どうしても成功したいです!」という若者が弟子入りしてくることがあります。
そんな中でも、なまじ、挫折経験のない若者や、忍耐が続かない若者が、ちょっとうまくいかないと、「自分探しの旅に出ます!」と、ワーキングホリデーに行ってしまったり、もっといいビジネスはないか、もっと楽して簡単に儲かる手段はないか、とすぐに辞めてしまうケースがあります。
挫折から学んで乗り越えずに、手段や方法、場所を変えれば違う自分になれるんじゃないかということなのでしょう。

そんな人に会うと、谷沢の最後の手紙

「バスケットの国 アメリカの  その空気を吸うだけで 僕は高く跳べると 思っていたのかなぁ」
のフレーズが胸を締め付けます。


成功するには、やり方を探すことにエネルギーを使うのではなく、自分を変えることにエネルギーを使うべきです。
うまくいかなくて、「こんなはずちゃない。こんなかっこ悪い自分は嫌だ」と思っても、かっこつけることにプライドをおくのではなく、より一層謙虚に、基礎を愚直に徹底的に身につけて、成長と成果にプライドをおくのがプロだと、改めて自戒するページでした。


あなたは、今、誰に響きますか?(^^)


今日の格言

"The team doesn't play for you, you play for the team."

「チームがお前のためにプレーするんじゃねー、
お前がチームのためにプレーするんだ。」

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