今日はよくも悪くも心がたくさん動いた日。体を酷使したわけでもないのに、心がハードに動いたからか体はずっしりと疲れている。

１日の中で時間がサラサラ流れていくように、思考も小さく浮かび上がっては、泡のように消えて、さっきまで何を考えていたか思い出せなくなるようにどこかへ行ってしまう。

そんなふうにして今日自分の苦手なことについて考えていた時にふと昔から感じていることを思い出した。「自分の話をすること」と「人にシェアをすること」。

人の話を聞いているのが好きだから自然に質問するし、返ってきた答えにまた打ち返すように質問が出てくるから、延々と相手の話を聞いていられる。だから結果として自分の話をあまりしない自分がいて、「聞き上手だね」って褒められることもある。それはそれでいいのだけれど、ある時から自分の話をしないのは損をしているんじゃないか？って思うようになった。
それは、”相手の中に私の存在が残らないから”。私が何を好んで、何を考えて、こういう時どう感じるのか、何が不満なのか。相手の中に私の情報を残さないと”私がどういう人間なのか”相手は知らないままで、結果、印象に残らない。覚えてもらえない。気にかけてもらえない。そう思うようになった。だから自分のことをしゃべらなきゃと思うんだけど、これまで自然に自分の話をすることに慣れていない人間には、結構難しい。だからもう下手でしょうがないから、きっとつまらないんだけど、それでもいいから今年はポツリポツリと自分のことを話そうって思っている。それが今年の抱負。

「人にシェアをすること」。私は世界を椅子とりゲームのように捉えているところがあって、どこかで”奪われるんじゃないか”と思っているフシがある。奪われると思うから自分でしっかり握りしめていなくちゃって、周囲を見張っていてて、分けてあげようとしないし、そういう自分を卑しいと思う。そんなふうに世界を捉えていることが悲しい。本当は世界は椅子とりゲームなんかじゃないって思いたいし、きっともっと想像を超える豊かさが広がっている。そちらを信じたいと思っているし、そんな現実が周りに広がるように私ができるまず一歩は「人にシェアをすること」。なんでもいいんだけど、美味しかったお店のこととか、おもしろかった展示のこととか。人に教えてあげることや人と共有することで、それが広がってもっと豊かなものを目の前に差し出してくれるんだと思う。そういうものなんだと思う。だから今年は、自分の言葉で自分のことを語りながらシェアをする。このnoteを書くこともとても抵抗があった（自分のブログも何年も開設できないでいた）。心の中におっきな恐れがあった（今もある）。だからこのnote自体も「自分の話をすること」と「人にシェアをすること」の両方を含んだ行為で、私にとっては、とてもいいチャレンジ。

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