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心は先に分かっている

初対面で引き合ったり仲良くなったり、逆に近寄ろうと思っても近づかなかったり、人との引き合いはまるで磁石の様で、頭で考えてコントロール出来るものではない。
それが心を守り、心を豊かにしていく。理由はあとから分かるから、まずは無になってココロに従ってみる。
それにココロが満ちることが私にとってはベスト。だから引き合うかの理由なんて考えない、それが良い。
………………
17歳。塾で説明会の開始を待っていた。入口から入ってきた子は画期的な子でネクタイを3本もして、メガネをチェーンでぶら下げていた。自分の隣に来ないかなと思った。そうすると、偶然、隣りに座ったのだ。前方に彼女を呼び止める仲間がたくさんいたのに、その集団を素通りして私の横に彼女は座った。
あとから聞くと、呼び止められていることに気付かなかったらしい。
そして、全ての教材を忘れた彼女と私は仲良くなった。

私は毎日、同じ人とご飯を食べるのが辛い。しかし彼女とは例外で、毎日、一緒に食事をした。唐揚げ丼にマヨネーズをたっぷりかけて紅生姜をてんこ盛りにし食べながら色んな話をしたなぁ。
学校は嫌いだったけど、毎日が楽しかったのは塾にそんな子が居たおかげ。

無意識にココロが仲良くしたいと思う子を引っ張ってきたのだった。
……
逆もしかり。
風貌から仲良くなるタイプの男性だと思った。それは恋愛とかではなく、よく話すタイプになるという意味。
会ったときには無理してでも会話をする。しかし、居心地に違和感があるのだ。否が応でも引き離れる。
そして、挨拶する機会さえなくなった。すれ違うこともなくなったのだ。

彼と同級生の彼氏から聞いたが、彼は元少年殺人犯だった。最高裁判所が「更正した」と判断して弁護士になったが、殺人を犯したことは武勇伝として語っているそうだ。暴力的な性格を抑えるためにボクシングをしているが、それは反省からではない。人を殺したのは、「あいつの態度が悪かったから正しい」との認識だそうだ。

あまりにも危険な人だったのだ。
ココロはちゃんと分かっている。
………………
パートナーはどんな人が良いかわからない。
職場でつるむべき人が分からない。

多分、頭で分かるのが遅いだけで、
ココロはもう気づいているのではないだろうか。

頭より心が自分を守っている。
周りにいる友人を見るとそう思う。メリットを感じるから一緒にいるわけではない。
ただ大好きな人だから、一緒にいると気持が優しくなれるからいる感じ。
……………………
考えると答えが分からなくなる。答えは頭ではなく心の中にあるせいではないだろうか。
今幸せなのが、心が正解だと証明している。だから、日々溢れる選択肢から何かを選ぶときは、心のインスピレーションに従いたい。きっと、それが最良だと思うから。

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