見出し画像

冷めない温もり~鍋~

ぐつりぐつりと煮込まれまして。
人参、大根、白菜、きのこ、豚肉と、彩りきれいに湯気も立つ。
ほんのり色づくスープをこくんと飲めば、野菜と肉の旨味がぐっと感じられる。
忘れてはいけません、にんにくと生姜。味わいを更に深めます。
白い湯気を吸い込んで。さぁ、手を合わせていただきます。

※※※

寒さもぐぐっと深まりました。
部屋にいるだけで白い息。布団に潜ってもなかなか温まらない。
そんな日はやはり、身体の内側から温まる他ありません。

今日のテーマは

なんか今回は真っ当な書き出しだなと思うのですが、いかがでしょうか。
なんだかもう寒い以外に言葉が浮かばないんです。寒い。温まりたい。眠い。寝たらダメだ。

さて、鍋と一口に言いましても、種類は豊富です。
キムチ鍋、ちゃんこ鍋、もつ鍋、寄せ鍋、石狩鍋、ミルフィーユ鍋、変わり種だとトマト鍋、カレー鍋、そしておでん、しゃぶしゃぶ、すき焼きも鍋の一種か。

どれが好きかと訊かれても困ってしまう。だってどれも美味しいんだもの。順位なんてつけられない。
強いて言えば豚肉系の鍋が特に好きかもしれません。と言うか豚肉が好きなんですね。昔は鶏が一番好きでした。年を重ねた今は、豚肉が好き。噛むと脂がやや甘い、あの味が好き。え? あ、牛ももちろん好きですよ。ただね、自分で買うと……高く……ない……? 豚や鶏のウン倍……だったらその分、豚や鶏をウン倍の量食べたいなって……ふふ、まだまだ(胃と舌が)若い証拠ですね。

や、鍋の話でした。
実は昨年、保温鍋をいただきました。夏前にいただいたので、今一つ活用できずにずっと過ごしていたわけですが、冬になってからこれがすごく大活躍。
材料入れて一回沸騰させてさえしまえば、あとは保温するだけでオッケー。大根とかもめちゃくちゃ柔らかく美味しくしあがるし、時間のあるときに仕込んでしまえば、時間が経ってからいざ食べようとしてもほかほか。おかわりするときも冷めていない。幸せ。

最も活躍する時間帯は朝です。温めた鍋を保温セットしておけば、朝の冷気で冷めてしまうことなく、家族が朝食を食べる時間に合わせてあつあつを出すことができます。これのおかげで、前日の鍋の残りを雑炊にして朝ごはんに出すときも、とっても便利なわけです。

遠足は家に着くまで、鍋は雑炊までが本番です。
スープに溶け込んだ栄養までしっかり味わって、ますます厳しくなる冬に備えていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?