基本動作と姿勢について‐大雑把に考える‐

1.前回のおさらい

前回の記事では人をみること、生活をみることとは

目の前の人に起きていることに
なぜ?と疑問を持ち
理由を深く理解すること

と書きました。

今回は生活の基盤である、基本動作、姿勢について
グループホームでみることを中心に挙げていきます。

2.基本動作、姿勢って何?

基本動作とは

私たちが生活をする上で頻回に繰り返す
①起き上がること、寝ること
②立ち上がること、座ること
③歩くこと
をさします。
車椅子の人や生活スタイルによっては
④乗り移ること
が加わることもあります。

姿勢とは動作に移る前の
①寝ている状態
②座っている状態
③立っている状態
等のことをさします。

生活に困難さが生じた際は

この基本動作、姿勢が
何らかの理由で難しくなった
もしくは
その状態を保つことが難しくなった
ことが多いと感じます。

この領域については主に理学療法士が
専門性を発揮し介入を行いますが
どの職種もどの施設にも必ずいるわけでもなく
作業療法士、言語聴覚士にとっても
必要なスキルとなります。

3.基本動作、姿勢のみかた

動作は姿勢とセットで考えて
細かく工程にわけてみていくことで
問題となる原因がわかりやすいです。

例えば
①寝ている状態(姿勢)から
②起き上がり(動作)
③座る(姿勢)
と大まかにわけます

③座るが困難さが生じている際には
①~③の時点で問題が生じている可能性が高いです。

とてもボリュームがある話なので

次回に
寝ること、起きあがること、座ること
までをまとめて書かせて頂こうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!
良ければまた、次回以降もお読み頂ければと思います。

※私見を多く含んでおります。このような考え方もあると思ってみて頂ければと思います。

作業療法士 保健学修士 認知症ケアやグループホームでの業務などについて発信していきます!! 応援よろしくお願いいたします😊